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米国が祝日のなか、英ポンド買いが先行。
【為替】米国が祝日のなか、英ポンド買いが先行。
[概況]

12日、欧米時間の外国為替市場では米国がベテランズ・デーにより祝日のため、取引参加者は限定的となるなか米ドル円は一時108.900円まで下落するも、その後は109円台前半付近で推移した。先週末にトランプ米大統領が中国との貿易協議において、対中関税を段階的に撤回することの合意について否定したことなどから、米中関係に対する懐疑的な見方が広がり、米ドル円は上値が重いようだ。
 
一方、クロス円では英ポンド円が140円台半ば付近まで上昇した。欧州連合(EU)離脱を掲げるブレグジット党のファラージ党首が来月の投開票の総選挙でジョンソン首相率いる保守党が2年前に選挙で勝利した317の選挙区に対立候補を擁立しない方針を表明した。同党首の発言を受け、英ポンド買いが先行した。
 
テクニカル的には米ドル円は200日移動平均線(109.028円)付近が引き続き支持線として意識されそうか。一方、英ポンド円は下値付近に20日移動平均線(140.04円)や一目均衡表の転換線(140.06円)が控えておりサポートとなるか注目したい。


[提供:カネツFX証券株式会社]