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売り買い交錯、手掛かり材料難
【市況】東京株式(寄り付き)=売り買い交錯、手掛かり材料難
【寄り付き概況】
 
12日の日経平均株価は小動きで始まった。始値は前日比4円53銭高の2万3336円37銭。11日のNYダウ工業株30種平均が小幅ながら続伸して連日で過去最高値を更新し、国内でも散発的な買いが先行した。運用リスクを取る姿勢がやや優勢になった。円相場が1ドル=109円程度で落ち着いた推移となっているのも支えとなった。
 
半面、日経平均は小幅ながら下げに転じる場面もあった。香港情勢の緊迫化を懸念する声も多く、強弱材料が対立する中で散発的な売買が交錯している。
 
香港では11日、警察官が民主化を求めるデモ隊に発砲した実弾で若者が重体となるなど、情勢が再び緊迫化している。事態収束の見通しが立たず、前日に急落した香港株の動向を見極めたいとの雰囲気も強い。日本株の過熱感も強く、利益確定売りが出やすい面もあるだろう。
 
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は小幅に下落している。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、12業種が高く、値上がり上位に建設、海運、紙パルプなど。値下がりで目立つのは鉱業、倉庫、非鉄など。
 
個別では、ソニーが締まり、パナソニックは強含み。キーエンスが小高く、アドバンテス、村田製、東レクは堅調。任天堂はしっかり。ファミマや7&iHD、鹿島、コナミHDが上昇している。
半面、三井金が売り気配となっているほか、OLCは反落している。三菱UFJ、みずほFGが甘く、NTTは売られている。トヨタが小安く、住友鉱やホンダ、ブリヂストンなどが下げている。JFEや日本製鉄、ソフトバンクグループ(SBG)も安い。
 
テクニカル的には、大豊建(1822)、前田建(1883)、EJ(2153)、タカミヤ(2445)、東エレデバ(2760)、フジッコ(2908)、ソリトン(3040)、ドトル(3087)、三栄建築(3228)、フージャース(3284)、グロバルリン(3486)、アレンザ(3546)、中越パ(3877)、日産化(4021)、日化(4092)、フェイス(4295)、プロトコ(4298)、ファンタジー(4343)、ソースネ(4344)、ISID(4812)、EMシス(4820)、山特鋼(5481)、東京鋼(5981)、アサンテ(6073)、FUJI(6134)、一蔵(6186)、フジテック(6486)、キトー(6409)、ダイコク電(6430)、ダイヤ(6699)、ティアック(6803)、古野電(6814)、マイクロニクス(6871)、じもと(7161)、ゆうちょ(7182)、ティラド(7236)、プレス工(7246)、今仙(7266)、33FG(7322)、ゼンショー(7550)、マルカ(7594)、東京計器(7721)、東京精密(7729)、メニコン(7780)、フランスベ(7840)、小松ウォ(7949)、イトーキ(7972)、蝶理(8014)、フルサト(8087)、丸井(8252)、地銀セクター、九州リ(8596)、アニコム(8715)、アドバンスクリ(8798)、Wismetac(9260)、ケイヒン(9312)、日コンセ(9386)、日テレ(9404)、MTI(9438)、邦ガス(9533)、共立メンテ(9616)、吉野家(9861)、杉本商(9932)が動兆。