「今年は株高の木曜日」

「今年は株高の木曜日」

NYダウは6日ぶりの反発。
一時200ドル超下落した場面もあったがボーイングの好決算で踏みとどまってプラ転という格好だ。
「米経済にとって金利が高すぎるのか、それはどの金利水準なのかというのが年間を通じ疑問視されよう。
このような行きつ戻りつを続けなければならないだろう」という声も聞こえる。
アマゾンやグーグルの持ち株会社アルファベットなど5銘柄は終日売買停止。
「株価に関する技術的な障害による」というのが理由だった。
国債増発懸念が強まり10年債利回りが3％台で上昇。
「商品価格の上昇や金利先高観からインフレ上昇懸念が高まっていることも、債券売りにつながっている」という見方だ。
14年1月に記録した3．04％を上抜ければさらに金利は上昇。
11年夏の水準を試す可能性がでてきた。
日米金利差、米独金利差が一段と拡大しドルは上昇。
ドル円は109円40銭台で2ヶ月ぶりの円安水準だ。
ECBは理事会については特に波乱なしとの予想。
欧州株式は軟調。
フェイスブックは引け後に好調な決算を発表。
引け後の株価は上昇している。
  
 
下げ渋りで意外と強かったという印象の水曜。
とはいえマイナス展開だったからこれで今年の水曜は4勝11敗だ。
米国金利の上昇というよりも、キャタピラー首脳の余計な発言が世界景気の衰退懸念を惹起したという格好だった。
「前日のNYダウは400ドル超の下落だったが下落局面のダイナミックさがなかった」という声が聞こえる。
75日線をキープしたことも評価されようか。
25日線からは2．8％のプラスかい離。
サイコロは7勝5敗で58．3％。
松井証券信用評価損益率速報で売り方は▲12．229％（前日▲12．313％）。
買い方は▲8．164％（前日▲7．998％)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方は▲10．98 ％（前日▲11．24％）。
買い方は▲14．92 ％（前日▲15．47％）。
ようやくかい離が縮小してきた。
空売り比率は40．4％と4日連続の40％超。
日経平均採用銘柄のEPSは1693円でPERは13．12倍だ。
4月20日時点の裁定買い残は1623億円増の1兆7705億円。
2週連続の増加。
裁定売り残は625億円減の6921億円。
3週連続の減少。
需給は株高方向を示してきた。
シカゴ225先物終値は大証日中比65円高の22285円。
ドル円の109円台半ばを支援材料として反発期待の木曜日。
気学では「下寄りしたら売り、逆なら買いの日」。
 
NYダウは59ドル高の24083ドルと6日ぶりの反発。
NASDAQは3ポイント安の7003ポイントと5日続落。
S＆P500は4ポイント高の2639ポイントと反落。
ダウ輸送株指数は108ポイント高の10508ポイント。
3市場の売買高は66．7億株と減少。
CME円建ては大証比65円高の22285円。
ドル建ては大証比85ポイント高の22305ポイント。
225先物大証夜間取引は日中比70円高の22290円。
ドル円は109．43円。
10年国債利回りは3．024％。
 
 
◇━━━ カタリスト━━━◇
 
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（兜町カタリスト櫻井）