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反発スタート、米株高で買い先行
【市況】東京株式(寄り付き)=反発スタート、米株高で買い先行
【寄り付き概況】

1日の日経平均株価は反発して始まった。始値は前日比156円30銭高の2万7483円41銭だった。

前日の米国株市場では、発表された経済指標を受けたインフレ懸念の後退から強気優勢の地合いとなった。
2022年10〜12月期の米雇用コスト指数が市場予想ほど上昇せず、インフレ鈍化につながるとの見方が支えになった。東京市場でも投資家心理の改善につながった。

NYダウ、ナスダック総合株価指数いずれも引け際に一段高となりほぼ高値引けとなったことで、東京株式市場でもこの地合いを引き継ぐ形でリスク選好の展開となっている。
日経平均2万7000円台半ばで強調展開が予想される。ただ、FOMCの結果や米大手ハイテク企業の決算発表を前に、この結果を見極めたいとの思惑から上値を積極的に買い進む動きも見込みにくく、買い一巡後は伸び悩む可能性もあるだろう。

東証株価指数(TOPIX)も上昇している。

決算発表を受けた個別物色が活発になっている。
個別銘柄では、前日に決算を発表したアドテストやTDKが上昇している。一方、味の素、TOTOが安い。レーザーテクは大幅安となっている。