堅調な展開か
堅調な展開か |
13日の日経平均は続伸。405円65銭高の2万3249円61銭(出来高概算14億1000万株)で取引を終えた。終値ベースでの2万3000円回復は6月10日以来、約2か月ぶりの水準を回復している。
ハイテク主導の上昇となった米国市場の流れを受けて2万3000円を回復して始まった日経平均は、その後も底堅い値動きをみせており、後場半ばには一時2万3316円69銭まで上げ幅を広げており、6月戻り高値を突破し、コロナで急落する前の2月以来の水準を回復する場面もみられている。
14日の日経平均株価は、堅調な展開が続きそうだ。
きのう12日に日経平均株価は、5日移動平均線と25日移動平均線とのミニゴールデンクロスを形成。
米国株高やさらなる円安などのフォローがあれば、利食い売りは手控えられ、売り方の投げを巻き込んだ踏み上げ的な上昇も期待できる。ここから2万4000円までは抵抗となりそうな水準も少なく、目先は下げづらく上げやすい好地合いが続くだろう。
市場では「戻りを試した6月8日の2万3178円10銭を上抜いたことで、上昇志向が強まりそうだ」との見方があった。また、「足元でグロース系銘柄が調整入りした後、バリュー系銘柄に出遅れ修正の動きが見られるなど、グロース系とバリュー系との間を交互物色する展開が期待される」)との声も聞かれた。
■上値・下値テクニカル・ポイント(13日現在)
24638.54 ボリンジャー:+2σ(26週)
24299.80 ボリンジャー:+3σ(13週)
23629.64 ボリンジャー:+2σ(13週)
23464.47 ボリンジャー:+3σ(25日)
23249.61 ★日経平均株価13日終値
23172.39 ボリンジャー:+2σ(25日)
22959.47 ボリンジャー:+1σ(13週)
22880.32 ボリンジャー:+1σ(25日)
22795.40 均衡表雲上限(週足)
22794.80 ボリンジャー:+1σ(26週)
22684.46 6日移動平均線
22588.25 25日移動平均線
22513.35 均衡表転換線(日足)
22513.35 均衡表基準線(日足)
22423.26 均衡表転換線(週足)
13日の日経平均は3連騰して23000円の節目を上抜け、6月9日に付けたコロナ暴落後のザラ場高値を上回った。ローソク足は大幅なマドを空けて上昇して陽線を引き、強い買い意欲を窺わせた。一目均衡表では株価は雲上限との乖離幅を拡大し、買い手優勢の形状が顕著になった。横ばいだった基準線が上向き、昨日の5日線と25日線によるゴールデンクロス示現と合わせて上昇トレンド入りを示唆している。
ボリンジャーバンドで本日終値が+2σを突破したこともあり、上値拡張局面の継続が期待できよう。