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反発、中国商務次官の訪米報道で持ち直し
東京株式(前引け)=反発、中国商務次官の訪米報道で持ち直し
16日の日経平均株価は反発した。午前の終値は前日比29円97銭高の2万2234円19銭だった。
朝方は、欧米株安の動きを受け一時、2万2000円を割り込んだ。
売り一巡後に「中国の商務省が次官を米国に派遣し、貿易問題の話し合いに臨む」と報じられたことをきっかけに動きを一変させた。
米中貿易摩擦の激化懸念が和らぎ、急速に買い戻しが進んだ。
もっとも、中国景気の先行き不透明感で銅など資源価格が下落し、景気敏感株に売りが出たのが相場全体の重荷となった。

JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は続落した。

東証1部の出来高は1兆3504億円、売買高は8億5842億円。騰落銘柄数は値上がり424銘柄、値下がり1612銘柄、変わらず64銘柄。
 
業種別株価指数(全33業種)は5業種が上昇、28業種が下落した。
上昇は、銀行業、証券業、電気・ガス業と続き、下落は、石油・石炭製品、非鉄金属、化学だった。

個別では、ファーストリテが上伸。任天堂がしっかり、みずほ、三菱UFJなどメガバンクも買い優勢に転じた。ブレインパッド、バンダイナムコホールディングスなども高い。日本通信が大幅高、新日本科学も人気だった。三井住友、松井証も堅調。
半面、ソニーが下落、資生堂、コーセーが軟調、セレス、リニカルが値を下げた。トヨタが弱含み。ソフトバンクGが小安い。


東証2部株価指数は前日比46.37ポイント安の7092.73ポイントと3日ぶり反落した
値上がり銘柄数は102、値下がり銘柄数は303となった。 
 
個別では、森組、フジ日本精糖、安川情報システム、アウンコンサルティング、アスモなど68銘柄が年初来安値を更新した。
東芝が売られ、SECカーボン、REMIXは大幅安、プレミアムウォーターホールディングス、あじかん、ケミプロ化成が下落した。
一方、省電舎ホールディングスが一時ストップ高と値を飛ばした。プレミアグループ、キョウデン、イクヨは年初来高値を更新した。
ビート・ホールディングス・リミテッド、不二サッシ、日本モーゲージサービス、オプティマスグループ、スリープログループは買われた。