兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。

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続伸展開か
【オープニングコメント】
続伸展開か

30日の日経平均株価は続伸展開か。
先週末の米国株は上昇。NYダウ平均は37ドル高の2万9910ドルで取引を終えた。感謝祭翌日で短縮取引であったが、ブラックフライデーのネット販売活況が伝わり、楽観ムードが優勢の展開。
前週末の欧米株高の流れを引き継ぎ買いが先行するだろう。中間配当の再投資への思惑も下値を支える。先週末の終値2万6644円から150円ほど高い2万6800円近辺まで上昇する場面もありそうだ。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同27日の大阪取引所終値比145円高の2万6775円だった。
ナスダックの動きが良く、ハイテク株が上昇のけん引役となるだろう。国内ではコロナの感染拡大が懸念されており、ネット関連にも見直し買いが入りそうだ。
 
ただ、買い一巡後は、前週末まで4日連騰となっていることや、国内での新型コロナウイルスの感染者数の拡大傾向が継続していることが警戒され、伸び悩む場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=104円前後(前週末27日終値は104円07−08銭)、ユーロ・円が1ユーロ=124円台の半ば(同124円13−17銭)と小動き。
 
 
 
【好材料銘柄】
 
■システム・ロケーション <2480>
今期最終を一転44%増益に上方修正・最高益更新へ。
 
■ブロッコリー <2706>
ブシロード <7803>と資本業務提携。
 
■ジェイホールディングス <2721>
今期最終を81%上方修正・20期ぶり最高益更新へ。
 
■TOKYO BASE <3415>
立会外分売を中止。13日の立会外分売発表後、株価が11.9%下落しており、分売人から中止の申し出を受けた。
 
■アルファクス・フード・システム <3814>
中期経営計画を策定。23年9月期に営業損益8.8億円の黒字(20年9月期は5億円の赤字)を目指す。
 
■カヤック <3904>
広告事業やeスポーツ事業を展開するSANKOの株式を取得し子会社化する。
 
■東京ドーム <9681>
三井不動産 <8801> がTOB(株式公開買い付け)を実施し、完全子会社化を目指すと正式発表。TOB価格は1株1300円で27日終値を24.2%上回る水準。買い付け期間は11月30日から21年1月18日まで。
 
■ゲオホールディングス <2681>
発行済み株式数の3.48%にあたる153万0536株の自社株を消却する。消却予定日は12月31日。
 
■ソルクシーズ <4284>
今期配当を17円に修正。
 
■バルテス <4442>
東証が30日付で貸借銘柄に選定。
 
■ユー・エム・シー・エレクトロニクス <6615>
非開示だった今期最終は赤字縮小へ。また、豊田自動織機 <6201> に882万3530株など計3先を引受先とする1323万5296株の第三者割当増資を実施する。
 
■プレナス <9945>
今期経常を一転黒字に上方修正。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
 
30(月)
【国内】
10月鉱工業生産(8:50)
10月商業動態統計(8:50)
10月住宅着工統計(14:00)
《決算発表》
トリケミカル、ラクーンHD、東和フード、はてな、ゼネパッカー
 
【海外】
中国11月製造業PMI(10:00)
米10月NAR仮契約住宅販売指数(12/1 0:00)
OPEC定例総会
 
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。