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来週(25〜28日)も堅調展開か。

来週(25〜28日)も堅調展開か。
今週は、強い動きとなった。前の週に日経平均が2万3000円台を回復したことで、センチメントが強気に傾斜。
米政権は対中制裁関税第3弾の発動を発表したが、悪材料出尽くし感が強まり、世界的にも株高基調が強まった。
国内では自民党総裁選で安倍氏が勝利したが、株式市場ではそれを織り込むかのように先回りの買いが入り、幅広い銘柄が上昇した。
円安方向に振れる中、NYダウ平均が8カ月ぶりに史上最高値を更新と好材料が相次ぎ、連日の上昇で節目の2万4000円に迫った。
日経平均は週間では約775円の上昇となり、週足では2週連続で陽線を形成した。
 
 
さて、来週(25〜28日)も堅調展開か。
重要イベントが目白押し。9月の配当落ちもあり、指数の振れ幅は大きくなると考える。
多くのイベントを消化しながらも、足元の地合いの良さから好材料により強く反応し、上昇基調が継続すると予想する。
日米交渉に関しては、閣僚協議の後に首脳会談というスケジュールであるため、過度に悲観が高まるような展開は想定しづらい。
 
ただ、日経平均株価は、今日までの6日続伸で、合計1265円高と急騰をみせており、短期的な過熱感から利益確定の売りが出やすい状態となっている。
中期的には、先高期待感は根強いものの、上昇一服となる場面もありそうだ。
来週の日経平均の想定レンジは2万3500〜2万4300円とする。
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(21日現在)
 
24129.63  ボリンジャー:+3σ(25日)
24048.08  ボリンジャー:+3σ(13週)
23939.75  ボリンジャー:+3σ(26週)
 
23869.93  ★日経平均株価21日終値
 
23676.24  ボリンジャー:+2σ(25日)
23568.79  ボリンジャー:+2σ(13週)
23449.71  ボリンジャー:+2σ(26週)
23425.65  6日移動平均線
23420.54  新値三本足陰転値
23222.86  ボリンジャー:+1σ(25日)
23110.51  均衡表転換線(日足)
23089.51  ボリンジャー:+1σ(13週)
22959.67  ボリンジャー:+1σ(26週)
22921.56  均衡表基準線(日足)
22911.37  均衡表転換線(週足)
22769.47  25日移動平均線
22610.22  13週移動平均線
 
ローソク足は上下に長いひげを出し、胴体部分が短い十字足に近い形状で引け、来週以降の相場が上下いずれかに大きく放れる可能性を示唆した。ボリンジャーバンドでは、日々線は+2σと+3σの間で推移し、レンジの上方拡張トレンドが続いた。
 
 
■東証主体別売買動向・9月第2週、外国人は2819億円の売り越し
 
東京証券取引所が21日発表した9月第2週(9月10〜14日)の投資部門別売買動向(東京・名古屋2市場、1、2部など)は、海外投資家が2819億2933万円と2週連続の売り越しとなった。前週は5279億6180万円の大幅売り越しだった。
 
個人投資家は2203億9853万円と2週ぶりの売り越し。事業法人は58億4635万円と11週連続の買い越し。投資信託は92億8928万円と2週連続の買い越しだった。
 
なお、外国人の先物ベース(日経225・TOPIX先物、mini合計)では4118億円の買い越し。現物・先物の合計では1299億円の買い越しだった。