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マザーズ指数は続伸、好材料銘柄に買い
【市況】東証マザーズ市場(前引け)=マザーズ指数は続伸、好材料銘柄に買い

東証マザーズ指数は続伸した。前引けは前日比34.75ポイント(2.81%)高い1272.48だった。一時は1275.48まで上昇し、取引時間中としては2020年12月2日以来およそ1カ月半ぶりの高値を付けた。米経済対策への期待から前日の米株式市場で主要3指数が最高値を付けたことで、国内の新興市場でも投資家心理が強気に傾いた。
マザーズ指数の前引け時点の上昇率は同時点の日経平均株価の伸び(0.72%高)より大きい。東証1部の大型株は決算発表を控えて上値の重さが意識され、好材料の出たマザーズ市場の中小型株に資金が向かった面もある。これまで上値の重い展開を強いられていたBASEやマクアケが急伸し、JTOWERは上場来高値を更新。
新型コロナウイルスの表面のタンパク質に結合する抗体を発売すると発表したトランスGが買われた。前期の連結純利益が一転増益になったと明らかにした東京通信にも買いが集まった。バルミューダも上昇した。一方、エヌピーシーやパークシャ、弁護士COMは下落した。
 
値上がり銘柄数は248、値下がり銘柄数は82となった。
 
個別では、識学、Fast Fitness Japanが一時ストップ高と値を飛ばした。トランスジェニック、オークファン、JIG−SAW、プレイド、JTOWERなど9銘柄は昨年来高値を更新。東京通信、BASE、マクアケ、ロゼッタ、メドレックスが買われた。
 
一方、エヌ・ピー・シー、トゥエンティーフォーセブン、フルッタフルッタ、グッドスピード、カイオム・バイオサイエンスが売られた。