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一喜一憂か、英ポンド円。
【為替】一喜一憂か、英ポンド円。
[概況]
 
11日の東京外国為替市場は、英ポンド円下落した。下落の理由は、本日の早朝に伝わった英国の総選挙関連の報道だ。具体的には最新の世論調査で、与党・保守党の議席予想が前回より減少したことだ。
他方、最大野党の労働党は議席を伸ばし、保守党との差を縮めている。この与党の優勢を後退させる結果が英国の合意なき離脱懸念を台頭させ、本日の英ポンド売りにつながったというわけだ。値動きを見ると、英ポンド円は始値が142.79円と50銭近く下に窓を開けてスタート。東京時間では本格的な買戻しが入ることはなく、結局この下落分は取り戻すことができなかった。そして欧州時間が始まると再び売り圧力が強まり、安値を142.54円としている。
 
さて、この後のポンド円は、総選挙の結果が伝わるまでは方向感を予想するのは難しそうで、関連報道によって一喜一憂する相場付きになりそうだ。
 
[提供:カネツFX証券株式会社]