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前場終値と比較して一段高に買われている
【市況】東京株式(後場寄り付き)=前場終値と比較して一段高に買われている
【後場寄り付き概況】

後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比168円18銭高の2万4032円74銭で始まった。東証株価指数(TOPIX)は、8.57ポイント高の1743.54で始まった。
 
日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに前場の高値を上回り上伸している。香港株の上昇や戻り歩調に転じた上海株の動きに支えられ、買い戻しが継続している。
外国為替市場では、1ドル=110円近辺の推移。アジアの主要株式市場は高安まちまち。
 
個別では、ソニーが小高く、東エレク、アドバンテス、村田製は堅調。ファーストリテが強含みとなり、任天堂は買い優勢。田辺三菱、第一三共、アサヒ、花王、資生堂、リクルートHDが上伸している。
 
半面、トヨタ、日立、SUMCOは軟調。三菱UFJ、JALはさえない。
 
ランチバスケットは10件、326.47億円、10億買い越し
 
日経平均は小安くスタートした後に切り返し、3ケタの上昇で前場を折り返した。
新型肺炎は中国国内のみならず米国でも感染者が確認されるなど広がりを見せており、春節(旧正月)を前に一段の拡大や経済・企業業績への影響が懸念されるところではある。

しかし、日経平均は日足チャートで2万3810円近辺に位置する25日移動平均線を割り込まず、前日の当欄で指摘したとおり、ひとまず「目先調整の範囲内」だったと受け止められるだろう。
香港株が反発し、前日見られたような日経平均先物のまとまった売りも本日は出ていないようだ。なお、前日の日経平均先物の手口を見るとモルガン・スタンレーMUFG証券の売り越しが目立った。