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日経ジャスダック平均は12日続伸、個人投資家の心理強気
【市況】ジャスダック市場(大引け)=日経ジャスダック平均は12日続伸、個人投資家の心理強気
 

日経ジャスダック平均株価は12日続伸した。終値は前週末比10円23銭高い3721円54銭だった。
東証1部の主力株が上昇したことで個人投資家の心理が一段と強気に傾き、個別に材料の出た銘柄を中心に物色された。
上場銘柄に製造業や内需関連株が多いジャスダックは、景気循環の回復や経済対策による業績向上を期待した買いが株価を押し上げる要因となり、年初来高値追いの動きとなった。
ただ、一本調子の上昇に対する警戒感や米中通商協議の行方、米連邦公開市場委員会(FOMC)、英国総選挙など重要イベントが今週は目白押しで、積極的に買い上がる雰囲気にはつながらず、買い一巡後は上値の重い展開となっていた。
値上がり銘柄数は358、値下がり銘柄数は262となった。
 
市場関係者は、「年末にかけて多くの新規株式公開(IPO)を控え、新興市場への資金流入が期待できることも個人投資家を一段と強気にしている」とみていた。

 
個別では、日本興業、大谷工業、ラ・アトレがストップ高。石光商事、FCホールディングス、大井電気は一時ストップ高と値を飛ばした。安江工務店、シード平和、テノックス、オリエンタルコンサルタンツホールディングス、アズマハウスなど45銘柄は年初来高値を更新。中央化学、ネクストジェン、チエル、アンビスホールディングス、ビーイングが買われた。
 
一方、中京医薬品、日本銀行、テーオーホールディングスが年初来安値を更新。ケア21、トミタ電機、出前館、イワブチ、ウチダエスコが売られた。