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ダウ1ドル安で小反落 雇用統計で利益確定売り
【市況】ダウ1ドル安で小反落 雇用統計で利益確定売り

 
6日のNYダウ工業株30種平均は8営業日ぶりに小反落した。前日比1ドル72セント安の2万2773ドル67セントで取引を終えた。
9月雇用統計でハリケーン被害による一時的影響が想定以上となり、非農業部門雇用者数が3.3万人減と約7年ぶりのマイナスに転じたことで売りが先行した。
 
半面、失業率は4.2%に低下し、平均時給は前年同月比2.9%上昇と市場予想(2.6%上昇)より伸びた。市場では「12月の利上げ観測がさらに強まり、金利上昇が続けば景気や企業業績に響くと警戒された」との指摘があった。
ダウ平均は最高値更新が4日続いた後とあって利益確定の売りが出やすかった。
 
ただ、ダウ平均は取引終了にかけて急速に下げ渋った。米政権による税制改革への期待が根強いうえ、来週から始まる米主要企業の7〜9月期決算発表が買い材料になるとの見方も出た。
 
ナスダック総合株価指数は9日続伸し、前日比4.824ポイント高の6590.180と6日連続で過去最高値を更新した。9日続伸は7月中旬の10日続伸以来ほぼ2カ月半ぶりの連続記録。アルファベット(グーグル)やフェイスブックなど時価総額の大きい主力株が上昇し、指数をけん引した。
 
セクター別では、自動車・自動車部品や半導体・半導体製造装置が上昇する一方で食品・生活必需品小売や電気通信サービスが下落した。
 
個別では、会員制卸売のコストコ・ホールセール(COST)は粗利益率の減少が明らかとなり、アマゾンとの競争激化が懸念され、下落。
原油相場の下落でチェサピーク・エナジー(CHK)や深海油田開発のトランスオーシャン(RIG)などエネルギー銘柄が軟調推移した。
 
一方、6日に新規株式公開(IPO)したデータセンター運営のスイッチが公開価格を大きく上回って終えた。ファストフードのヤム・ブランズ(YUM)が中国部門をスピンオフして誕生したヤム・チャイナ(YUMC)はスピンオフ後初となる配当と自社株買い計画に加えて、CEOの交代案を発表し、上昇した。
 
NYダウ工業株30種(ドル)
22,773.67−1.72 
S&P500種2,549.33−2.74
ナスダック6,590.180+4.824
 
米10年債利回り(%)
2.3607 +0.011
米2年債利回り(%)
1.5081 +0.013
 
NY原油(ドル/バレル)   49.25−1.54
円・ドル112.62 - 112.63   −0.07   
【シカゴ日本株先物概況】

シカゴ日経平均先物は小反落した。12月物は前日比40円安の2万0660円で引け、同日の大取終値を50円下回った。円相場の反発や、米株高の一服を受けた売りが出た。
9月の米雇用統計は市場予想を上回る賃金の伸びを示し、利上げへの思惑からダウ工業株30種平均は8営業日ぶりに小反落した。この日の安値は2万0635円、高値は2万0760円。
 
シカゴ日経225先物12月限 (円建て)
20660 ( -50 )
シカゴ日経225先物12月限 (ドル建て)
20695 ( -15 )
( )は大阪取引所終値


【欧州株式市場】

■イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100種総合株価指数は続伸。前日終値に比べ14.88ポイント高の7522.87で引けた。構成銘柄の約6割が上昇した。
医薬、医療関連株と保険株が上昇し、指数を押し上げた。一方で石油株と金関連株に利益確定の売りが出たほか、銀行株も売りに押され、上げ幅は限られた。
 
アナリストが買い推奨した総合ヘルスケアのNMCヘルスと、医療のメディクリニック・インターナショナルが大幅上昇し、上げを主導した。医薬品株も軒並み上げた。
 
半面、午前は買われていた石油株は週末を控えた利益確定の売りで全面安。同様に金関連のフレスニージョとランドゴールド・リソーシズも下げた。航空のイージージェットが安かった。同業のインターナショナル・エアラインズ・グループも下落した。

■ドイツ・フランクフルト株価指数
ドイツ株式指数(DAX)は続落。終値は前日比12.11ポイント安の12955.94だった。
放送大手のプロジーベンザット1メディアが大幅上昇した。自動車株も買われた。一方で鉄鋼のティッセン・クルップが大幅安で引けた。電力株も売られた。


■フランス・パリ株価指数
 CAC40 5371.94 -7.27(-0.14%)