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米国と北朝鮮の応酬にリスク回避の円買いが優勢
【為替】米国と北朝鮮の応酬にリスク回避の円買いが優勢
[概況]

北朝鮮リスクに欧州株式市場も下落で始まると、為替市場はリスク回避の円買いが優勢となり、NY市場序盤にドルは当日安値109.545円、其の後ユーロも128.450円の当日安値まで値下がりした。

しかし米国の第2四半期非農業部門労働生産性速報値が予想を上回るとドルは買い戻されて110円台を回復し、ユーロも129円台に乗せる反発となった。

其の後ドルは110円を挟んだ揉み合いとなり、株価の下げ幅拡大によりNY市場終盤に109.750円まで下げたが、最後は110円台を回復して前日比-32銭の110.045円で引けた。
米国と北朝鮮の非難の応酬にリスク回避の円買いが優勢となり、ドル以外の主要通貨も対円で続落して引けた。

夏休みで市場参加者が減少する中、北朝鮮リスクに市場の注目が集まったが、武力衝突でも起きない限り、このまま円高がエスカレートするとは考えにくく、揉み合い継続と考える。

[提供:カネツFX証券株式会社]