軟調展開か
軟調展開か |
15日の日経平均株価は3日ぶりに反落。終値は前日比119円安の2万3507円だった。
前日の米株安や円高進行が響いて売り先行の展開に。中盤にかけては中国の経済指標の弱さが材料視されて下げ幅を拡大。新型コロナが欧州で感染拡大中であることもリスク回避の動きを後押ししたようだ。終盤はやや下げ渋ったが商いは一段と細り、買い手詰まり感が否めなくなっている。
16日の日経平均株価は、軟調な展開が続きそうだ。
きょうの時点で日経平均株価は先週の高値を上回ることができておらず、
東証1部の売買代金は4日連続で2兆円割れとなった。下値には、押し目を拾う動きもみられるものの、売るにしても買うにしても、材料に乏しいことから、こう着状態が続きそう。
マザーズ指数も上昇一服感が出てきたことから、週末の明日は買い手控えムードが強まると予想する。日経平均は2万3500円より上を維持できるかどうか、マザーズ指数は5日線(1346ポイント、15日時点)上を回復できるかが注目点となるだろう。
市場では「閑散、小動きの状況に週末要因も重なり、見送りムードが強まりそう」との声が聞かれた。
■上値・下値テクニカル・ポイント(15日現在)
24527.38 ボリンジャー:+3σ(13週)
24023.83 ボリンジャー:+2σ(13週)
23938.70 ボリンジャー:+3σ(25日)
23754.65 ボリンジャー:+2σ(25日)
23593.53 6日移動平均線
23570.60 ボリンジャー:+1σ(25日)
23520.28 ボリンジャー:+1σ(13週)
23507.23 ★日経平均株価15日終値
23489.14 均衡表転換線(日足)
23476.69 ボリンジャー:+1σ(26週)
23386.54 25日移動平均線
23302.15 均衡表基準線(日足)
23289.36 新値三本足陰転値
23202.49 ボリンジャー:-1σ(25日)
23160.19 均衡表転換線(週足)
23018.44 ボリンジャー:-2σ(25日)
23016.73 13週移動平均線
22960.36 75日移動平均線
22918.91 均衡表雲上限(日足)
22834.38 ボリンジャー:-3σ(25日)
22645.26 均衡表雲下限(日足)
22513.18 ボリンジャー:-1σ(13週)
下向きに転じた5日線を上回ることなく推移し、ローソク足は陰線で終了し、短期的な売り圧力の増大を窺わせた。25日線は上向きをキープしたが、ボリンジャーバンド(25日ベース)で終値が+1σを下回り、上値トライは仕切り直しとなった格好だ。
一目均衡表では基準線が9日を起点に横ばいで推移しており、もみ合い相場の延長を示唆している。