上値の重い展開か

【オープニングコメント】 上値の重い展開か

23日の日経平均株価は、上値の重い展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万5800円−2万6300円を想定する。
米国株は下落。ダウ平均は47ドル安の30483ドルで取引を終えた。
米国株は下げたものの、横ばい程度。きのうの日本株は弱い米株先物を見ながら下げている。議会証言が米国株を大きく崩す材料とならなかった。
きのう22日は、朝高後に戻り待ちの売りに押される格好となり、反落して取引を終えている。現地22日の欧米株式が軟調な展開だったこともあり、手控えムードが強まる中、弱含みで推移する場面もありそう。値動きの軽い中小型株に物色の矛先が向かいそうだ。
 
為替相場は、ドル・円が1ドル＝136円台の前半（22日は136円23−25銭）と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ＝143円台の後半（同143円10−14銭）と円安方向にフレている。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、大阪取引所清算値比95円高の2万6195円だった。
 
 
 
【好材料銘柄】
 
■サツドラホールディングス <3544>
今期経常は51％増で3期ぶり最高益、0.66円増配へ。
 
■モダリス <4883>
アステラス製薬 <4503>と共同で出願していた「ユートロフィン遺伝子を標的とした筋ジストロフィーの治療法」の米国特許査定を受領。
 
■タメニー <6181>
秋田県から結婚サポータースキル向上・独身者婚活力アップ支援事業を受託。
 
■スリー・ディー・マトリックス <7777>
扶桑薬品工業 <4538>と吸収性局所止血材の製造委託に関する合意書を締結。
 
■中小企業ホールディングス <1757>
香港・Mini Home Mediaが運営する越境ECプラットフォームにおけるメイドインジャパン商品の販売について覚書を締結。
 
■ビジネス・ブレークスルー <2464>
非開示だった今期経常は10％増で2期連続最高益更新へ。また、25年3月期に営業利益10.5億円(22年3月期実績は4.7億円)を目指す中期経営計画を策定。
 
■日本鋳造 <5609>
発行済み株式数の6.0％にあたる31万0100株の自社株を消却する。消却予定日は7月29日。
 
■ナガオカ <6239>
水処理プラント工事を手掛ける矢澤フェロマイトの全株式を取得し子会社化する。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
 
23（木）
20年国債入札
 
【海外】
米1-3月期経常収支（21:30）
パウエルＦＲＢ議長が米下院で議会証言
ＦＲＢが銀行へのストレステスト結果公表
ＥＵ首脳会議（〜6/24）
《米決算発表》
フェデックス
 
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