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マザーズ指数は反発、好業績銘柄に買い
【市況】東証マザーズ市場(前引け)=マザーズ指数は反発、好業績銘柄に買い

東証マザーズ指数は前日比9.85ポイント高の1217.39ポイントと反発した。
東証1部への市場変更を発表した名刺管理ソフト大手のSansanは、好決算も相まって買いが集中した。Sansan単独で指数を6ポイント超押し上げた。
20年6〜11月期決算を発表したUUUMには業績改善を評価した買いが入ったほか、メルカリやJIGSAWも上昇した。一方、エヌピーシーやAIinsが下落したほか、時価総額上位のマネフォは21年11月期の最終赤字が市場の予想よりも大きくなるとの見通しを示し、売りに押された。
 
米国の長期金利が上昇基調にあることから、市場では「金利の低位安定を前提に買いを入れていた新興市場の高成長銘柄の一角に売りが出ている」との声があった。指数は前日比で下げに転じる場面もある。
 
値上がり銘柄数は171、値下がり銘柄数は151となった。
 
個別では、カイオム・バイオサイエンスがストップ高。Sansan、アルーは一時ストップ高と値を飛ばした。JIG−SAW、バルミューダ、グッドスピードなど4銘柄は昨年来高値を更新。松屋アールアンドディ、ENECHANGE、UUUM、MTG、ベガコーポレーションが買われた。
 
一方、ティーケーピー、バリュエンスホールディングスがストップ安。アララ、スタメン、トヨクモ、かっこ、クリングルファーマなど6銘柄は昨年来安値を更新。エコモット、トライステージ、AHCグループ、霞ヶ関キャピタル、関通が売られた。