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買い先行後、もみあい展開か
【オープニングコメント】
買い先行後、もみあい展開か
日経平均株価は寄り付き直後に2日に付けた年初来高値を超える展開も想定される。
シカゴ日経平均先物からは節目の2万3500円近辺からのスタートが想定され、高く始まった後は同水準を意識しながらのもみ合いが続くと予想する。
日経平均の予想レンジは23400円−23600円。
 
6日発表の11月の米雇用統計は市場予想を上回る良好な結果となり、同日の米株式相場は大幅高となった。ヘッジファンドなど短期筋が先物に買いを入れ、年初来高値(2万3529円)を上回る場面があるだろう。
 
今週はイベントが多く、週初の段階では積極的に上値を追う地合いにはなりづらいだろう。米中交渉に関してもポジティブな材料は出てきたが、15日の米国による関税引き上げが回避できるかはまだ不透明。ただ、日本株は先週調整を入れて反転したこともあり、下値不安は和らいでいる。
 
一方、北朝鮮の朝鮮中央通信は8日、北朝鮮国防科学院が北西部・東倉里(トンチャンリ)の西海(ソヘ)衛星発射場で「非常に重要な実験を実施した」と報じた。
朝鮮半島を巡る地政学リスクが意識されれば、利益確定の売りが出て日経平均の上値を抑えそうだ。
 
日程面では、9日は内閣府が7〜9月期の国内総生産(GDP)改定値を発表する。設備投資の伸びを受け、速報値の前期比年率0.2%増から上方修正されるとの予想が多い。11月の景気ウオッチャー調査も発表になる。
 
 
シカゴ日経225先物12月限 (円建て)
23530 ( +110 )
シカゴ日経225先物12月限 (ドル建て)
23530 ( +110 )
( )は大阪取引所終値比
 
 
【好材料銘柄】 
 
■大盛工業 <1844>
上期経常を一転66%増益に上方修正。
 
■鳥貴族 <3193>
8-10月期(1Q)経常は4倍増益で着地。11月既存店売上高は前年同月比1.5%増と23ヵ月ぶりに前年実績を上回った。
 
■アイル <3854>
上期経常を51%上方修正・最高益予想を上乗せ、通期も増額。
 
■インスペック <6656>
20年4月期第2四半期累計(5-10月)の連結経常利益は前年同期比30.2%増の1億5100万円に拡大し、通期計画の2億9000万円に対する進捗率は52.1%に達し、さらに前年同期の41.3%も上回った。
 
■フジ・コーポレーション <7605>
前期経常を27%上方修正・最高益予想を上乗せ。
 
■gumi <3903>
19年11月-20年1月期(第3四半期)経常利益予想は前年同期比9.2倍の3.5億円に急拡大する見通し。
 
■日本スキー場開発 <6040>
上期最終を一転2.5倍増益に上方修正、通期も増額。
 
■積水ハウス <1928>
2-10月期(3Q累計)経常が36%増益で着地・8-10月期も24%増益。
 
■アイスタディ <2345>
ブロックチェーン推進協会に入会。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
 
【国内】
9(月)
10月経常収支(8:50)
7-9月期GDP確定値(8:50)
11月景気ウォッチャー調査
《決算発表》
アルトナー、学情、ストリーム、Bガレージ、GA TECH、日東網、イムラ封筒、ミライアル、ライクキッズ、Casa、B&P、萩原工業、泉州電
 
【海外】
予定はありません
 
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。