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NY株安などにドルは売られるも、最後は106円回復
【為替】NY株安などにドルは売られるも、最後は106円回復
[概況]

NY市場朝方に当日高値まで上昇したドルは、トランプ大統領がツイッターでロシア疑惑を捜査しているモラー特別検察官を「なぜモラー特別検察官のチームは13名の強硬な民主党員ばかりで構成されているのか?」と批判的に呟いた事を受けて大きく売られ、序盤のうちに106円を割り込んだ。
 
そして中盤にはNY市場安値となる105.770円まで下落したが、其の後ホワイトハウスが同特別検察官の解任を検討していないと述べた事からドルは買い戻されて106円を回復し、最後も前週末比+1銭高の106.055円と106円台で引けた。またEU交渉官が英国のEU離脱に関し、市民の権利と離脱清算金について完全に合意したと発表した事からユーロ(+55.5銭)やポンド(+89銭)大きくは買われる一方、他の主要通貨は小動きで引けた。
 
ドルは105円台に落ちると買われるが、先日の国務長官の解任や昨日のモラー特別検察官解任との憶測などに米政府の政権運営に対する不安から、106円台では買われにくい状態となっている。
目先は下値では買われるものの上値は重い揉み合いが続くのではないか。


[提供:カネツFX証券株式会社]