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上値の重い展開か。

上値の重い展開か。
 
16日の日経平均が大幅続伸。終値は前日比236円高の2万3951円で5日ぶりに昨年来高値を更新した。株価水準は1991年11月15日以来26年2日月ぶりの高さ。これといった材料の見当たらないなか、先物中心に外国人投資家の買いが入り指数を押し上げた。
 
明日(17日)の東京株式市場は、きょうの意外高ともいえる地合いの強さを保って、日経平均株価は続伸となりそうだ。
 
ただ、株価指数先物主導の上昇に対する警戒感も意識されており、心理的フシ目の2万4000円を超えると上値が重くなる可能性もある。
市場では、「大発会からの急ピッチな上昇に対する調整をこれで済ませたと判断するのは難しい」との声も出ていた。
 
上値・下値テクニカル・ポイント(16日現在)

24501.14  ボリンジャー:+3σ(13週)
24498.55  ボリンジャー:+2σ(26週)
24452.71  ボリンジャー:+3σ(25日)
24004.90  ボリンジャー:+2σ(25日)
23958.40  ボリンジャー:+2σ(13週)
 
23951.81  ★日経平均株価16日終値
 
23778.19  6日移動平均線
23557.09  ボリンジャー:+1σ(25日)
23506.33  新値三本足陰転値
23415.65  ボリンジャー:+1σ(13週)
23357.64  均衡表転換線(日足)
23109.28  25日移動平均線
23040.64  均衡表基準線(日足)
23040.64  均衡表転換線(週足)
22994.37  ボリンジャー:+1σ(26週)
22872.91  13週移動平均線
22661.48  ボリンジャー:-1σ(25日)
22583.94  均衡表雲上限(日足)
22330.17  ボリンジャー:-1σ(13週)
22225.23  75日移動平均線
 
 
足元で上値を抑えられていた5日線を突破し、昨年来高値を更新している。
ボリンジャーバンドでは2万4000円処に位置している+2σに接近する格好。週足のボリンジャーバンドについても+1σと2σとのレンジ内での推移が続いているが、+2σは2万4555円辺に位置している。先週の陰線を吸収してきており、+2σへのトレンドが強まるかが注目されるところ。
MACDはシグナルとの乖離が拡大する格好で、陽転シグナルが継続している。一方で出来高の5日、25日平均が短期デッドクロスをみせつつあり、こう着感の強い相場展開に向かいやすい。年初以降は2万3500-2万4000円処でのもち合いが続いているが、まずはレンジ突破が試される。これをクリアしてくるようだと、次のターゲットである1991年10月の戻り高値水準となる2万5000円台への意識が次第に強まる格好だろう。