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続落、米ハイテク株安でリスク回避の売り
【市況】東京株式(寄り付き)=続落、米ハイテク株安でリスク回避の売り
【寄り付き概況】


19日の日経平均株価は大幅に続落して始まった。始値は前日比328円36銭安の2万7928円89銭。
 
主力株をはじめ広範囲にリスク回避の売りに晒される展開となっている。寄り付き早々に2万8000円大台を割り込んだ。前日の米国株市場ではハイテク株や金融株など全面安商状でNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに急落となり、市場のセンチメントが急速に冷え込んでいる。
米金融政策が早期に正常化に向かうとの観測が根強い中、前日には原油先物相場の上昇でインフレへの警戒が一段と高まり、米長期金利は一時1.87%と2020年1月以来の高水準を付けた。米株式市場では高いPER(株価収益率)のハイテク株を中心に売りが優勢となった。
東京株式市場では国内に買い手掛かり材料が乏しいこともあって、波乱含みの米国株市場の動きに連動しやすく、目先日経平均は下値模索の動きを強いられている。
 
JPX日経インデックス400は続落。東証株価指数(TOPIX)も続落し、一時は節目の1950を下回った。
 
個別では、ソニーGやレーザーテク、トヨタなど主力銘柄が安い。一方、任天堂などゲーム関連の一角が買われている。資源価格の上昇を背景にINPEXも高い。