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続落、米株大幅安でリスク回避
【市況】東京株式(寄り付き)=続落、米株大幅安でリスク回避
【寄り付き概況】

13日の日経平均株価は続落して始まった。始値は前日比218円50銭安の2万7929円01銭。前日の米株式市場で米長期金利の上昇を背景に主要な株価指数が軒並み下落した流れを受け、東京株式市場でも売りが先行している。ソニーGやSUMCOなどが安い。
 
米国でのインフレ懸念を背景としたリスク回避ムードが高まっている。前日の欧州株市場は総じてしっかりだったものの、米国株市場ではNYダウ、ナスダック総合指数ともに大幅安となった。
注目された4月の消費者物価指数(CPI)が市場予想を大幅に上回る結果となり、米10年債利回りは1.7%近くまで急上昇、インフレ懸念が高まったことからハイテク株などを中心に売りが及んだ。これを嫌気する形で東京株式市場でも主力株をはじめ幅広くリスクオフの売りが優勢となることは避けられない。取引時間中は台湾株などアジア株市場の動向や、米株価指数先物の動きに左右される展開が想定される。
 
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はともに続落している。
 
個別では、12日に決算を発表したソフトバンクグループ(SBG)は6%超下げる場面があった。ファストリが下落。アドテストやファナック、富士フイルムも売られている。
一方、決算を発表したNTTは高い。アクティビスト(物言う株主)の株式取得が明らかになったセブン&アイも買われている。丸井Gも上昇している。