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米ドル円、上値重い展開。
【為替】米ドル円、上値重い展開。
[概況]

13日東京時間の外国為替市場において、米ドル円は上値の重い展開となっている。

本日はNY時間に予定される米FOMC金融政策決定会合の結果が注目されている。

0.25%の利上げはほぼ織り込まれており、焦点は来年の利上げペースの見通し(ドットチャートによるメンバーの見方)となるが、直近で発表された米インフレ関連指標に予想を下回る結果のものが目立っていたことから、ハト寄りの内容となることを警戒する向きも増えているとのことで、このような観測が米ドル円の上値を抑える要因となった格好。

朝方は113.60付近で推移していた米ドル円は、その後じりじりと水準を下げ、一時113.110円まで本日安値を更新している。

テクニカル的な観点からは、短期的なサポートとして意識される5日移動平均線(113.40円付近)を下回っていることを鑑みると、下値リスクが高まっている印象。

同水準を明確に下抜ければ、次は21日移動平均線の位置する112.41円付近が下値目途として意識される可能性もあるため、FOMC結果の公表前後の動きには注意をしておきたい。

[提供:カネツFX証券株式会社]