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大幅反発スタート、米株高を好感
【市況】東京株式(寄り付き)=大幅反発スタート、米株高を好感
【寄り付き概況】


1日の日経平均株価は大幅に反発して始まった。始値は前日比304円14銭高の2万8273円13銭。その後に上げ幅を400円超に広げた。
東証株価指数(TOPIX)は、11.15ポイント高の1996.72で始まった。

前日の米国株市場ではNYダウが700ドルを超える大幅高をみせたほか、ナスダック総合株価指数は500ポイント近い急騰を演じた。ナスダック指数の上昇率は4.4%に達しており、これを受けて東京株式市場でもハイテクセクターをはじめ広範囲にリスク選好の買いが流入する形となっている。

パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が前日の講演で「利上げペースの減速時期は12月の会合になるかもしれない」と述べた。米利上げペースの鈍化が意識され、グロース(成長)株を中心に買いが入っている。

東京株式市場では前日まで日経平均が4日続落と調整していただけに、リバウンド狙いの買いが入りやすくなっている。フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)はナスダック指数を更に大きく上回る5.8%あまりの上昇率を示しており、半導体関連株への買い戻しを誘発している。

個別では、ソニーGやソフトバンクグループ(SBG)が買われている。一方、三井住友FGや東京海上はさえない