兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。

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方向感の乏しい展開か
【オープニングコメント】
方向感の乏しい展開か
15日の東京株式市場は、方向感の乏しい展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万2000円−2万2500円。
14日の米国市場は、トルコ通貨危機への懸念が一服し買いが先行した。
ただし、シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、14日の大阪取引所終値比と変わらずの2万2320円だった。
また、マイクロンテクノロジーが3%を超える下げとなるなど、半導体株の一角が冴えない展開となっており、これが上値の重石になりそうである。
 
きょうも東京時間は注目したい経済指標やイベントが少なく、手掛かり材料難。
トルコリラの下げは一服し、ドル・円が111円台を回復している点は支えになるが、トルコの問題に目立った進展は見られず、積極的な買いは期待しにくい。
 
前日の日経平均株価はトルコ不安の後退による買いにけん引されて498円高と今年3番目の上げ幅を記録した。夏休みシーズンで市場参加者が限られるなかでは、先物主導で大きくブレやすい。きょうも仕掛け的な売り買いに、値幅が大きくなる可能性がある点は注意したい。
 
 
【好材料銘柄】
■セレス <3696>
上期経常が3.4倍増益で着地・4-6月期も31倍増益。
 
■LITALICO <6187>
4-6月期(1Q)経常は60%増益で着地。
 
■まんだらけ <2652>
10-6月期(3Q累計)経常は22%増益・通期計画を超過。
 
■ACKグループ <2498>
今期経常を14%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も7.5円増額。
 
■ランシステム <3326>
前期経常が上振れ着地・今期は83%増益へ。
 
■テックファームホールディングス <3625>
発行済み株式数(自社株を除く)の2.03%にあたる15万株(金額で2億円)を上限に自社株買いを実施する。
買い付け期間は8月15日から10月31日まで。
 
■アール・エス・シー <4664>
4-6月期(1Q)経常は黒字浮上で着地。
 
■ダイヤ通商 <7462>
今期最終を46倍上方修正・24期ぶり最高益更新へ。
 
■平山ホールディングス <7781>
前期経常が上振れ着地・今期は40%増益、前期配当を10円増額・今期は8円増配へ。
 
■クレステック <7812>
今期経常は12%増で3期連続最高益、7円増配へ。
 
■ホットリンク <3680>
上期税引き前が5.9倍増益で着地・4-6月期も17倍増益。
 
■チェンジ <3962>
東証が9月3日付で東証1部に市場変更する。
10-6月期(3Q累計)経常は16%増益。
 
■バンク・オブ・イノベーション <4393>
今期経常を37%上方修正・最高益予想を上乗せ。
 
■MRT <6034> [東証M]
4-6月期(1Q)税引き前は2.2倍増益・通期計画を超過。
 
■トレンダーズ <6069> [東証M]
4-6月期(1Q)経常は5.9倍増益で着地。
9月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施最低投資金額は現在の2分の1に低下する。
 
■Orchestra Holdings <6533> [東証M]
上期経常は31%増益で着地、今期配当は初配当2.5円を実施へ。
8月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。
最低投資金額は現在の2分の1に低下する。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
【国内】
15(水)
7月訪日外客数
7月首都圏マンション販売(13:00)
 
【海外】
米7月小売売上高(21:30)
米8月ニューヨーク連銀製造業景気指数(21:30)
米7月鉱工業生産(22:15)
米7月設備稼働率(22:15)
米6月企業在庫(23:00)
米8月NAHB住宅市場指数(23:00)
《米決算発表》
メイシーズ、プログレッシブ・コープ、シスコシステムズ、ネットアップ
 
 
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。