次期FRB議長にテイラー氏が有力との情報にドルは買われ、112円台を回復
【為替】 次期FRB議長にテイラー氏が有力との情報にドルは買われ、112円台を回復
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欧州市場序盤にドルやユーロは当日安値まで下げたあと揉み合いとなり、NY市場で発表された10月NY連銀製造業景況指数は予想を大きく上回り、ドルは買われたが揉み合いの域を出ず、111円台後半で小動きが続いた。
そしてNY市場中盤に時期FRB議長候補としてスタンフォード大のテイラー教授が高評価を受けたとの情報が入るとドルは急反発して一気に112円台を回復した。
テイラー氏は米国の政策金利は現行より高い水準でなければならないとのテイラー・ルールで知られており、ドルは112円台に乗せたあとも上値を伸ばして終盤に当日高値112.305円まで上昇し、最後も前週末比+33銭高の112.195円と112円台で引けた。
ドル高理論のテイラー氏が次期FRB議長候補に有力との情報にドルは買われたが確定した訳ではなく、このままドル高が進むとは考えにくい事から、揉み合い継続と見るのが妥当ではないか。
[提供:カネツFX証券株式会社]