良好な経済指標に利上げ期待が復活してドルは１１０円台を回復

【為替】良好な経済指標に利上げ期待が復活してドルは１１０円台を回復

[概況]

北朝鮮リスクの後退にドルは東京時間に110円台を回復し、NY市場で発表された7月小売売上高と8月NY連銀製造業景況指数が共に予想を上回る結果となった事を受けて、一気に当日高値110.860円まで急騰した。
高値を付けたあとは上値を抑えられ、NYダウがマイナス圏に落ちた事や原油価格の下げなどにドルも110円台半ばを割れる場面があったが、其の後は110円台半ばを挟んで揉み合いとなり、終盤に再び上昇して最後は前日比+1.015円高の110.695円で引けた。
 
インフレ指標の小売売上高が予想を上回った事で利上げ期待が戻って来ており、ドルは1円以上も上昇して110円台後半に値を伸ばし、ドル高に連れて他の主要通貨も上昇して引けた。本日以降も米経済指標の発表が続くが、良好な結果で利上げ期待が更に高まる様ならドル高期待も続きそうだが、揉み合いと見るのが妥当ではないか。


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