兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。

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上値の重い展開か
【オープニングコメント】
上値の重い展開か
 
12日の日経平均株価は反落して始まりそうだ。前日の米株安を受けて朝方は日本株にも売りが先行するとみられる。
日経平均株価の予想レンジは、2万2600円−2万2900円。
米国株は下落。NYダウ平均は104ドル安の27686ドルで取引を終えた。ワクチン開発期待の高まりを受けて一時上げ幅を300ドル超に広げたものの、ハイテク株の弱さが重しとなり、終盤に急失速して結局下落で終えた。
 
ただ、為替相場は、ドル・円が1ドル=106円台の半ば(11日終値は106円12−13銭)、ユーロ・円が1ユーロ=125円台の前半(同124円65−69銭)と円安方向に振れている。円安の動きを受け、輸出関連銘柄に見直しの動きが出る場面もありそうだ。
きのう11日の好地合いが継続するとみられるうえ、日経平均株価は終値ベースで3日ぶりに25日移動平均線(11日時点で2万2545円)を上抜いたこともあり、しっかりした動きも期待される。
全般的に上値は重いとみるものの、節目の2万2500円をサポートに下値も限定的と考える。
 
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、11日の大阪取引所終値比40円安の2万2680円だった。
 
 
【好材料銘柄】
 
■歯愛メディカル<3540>
上期経常が79%増益で着地・4-6月期も2.1倍増益。
 
■ベガコーポレーション<3542>
7月売上高は前年同月比52.9%増と大幅増収が続いた。
 
■イルグルム<3690>
7月全社売上高は前年同月比24.3%増と増収基調が続いた。
 
■ベネフィットジャパン<3934>
非開示だった今期経常は13%増で6期連続最高益更新へ。
 
■GMOフィナンシャルゲート<4051>
今期経常を39%上方修正・最高益予想を上乗せ。
 
■Speee<4499>
10-6月期(3Q累計)経常は6.5億円・通期計画を超過。
 
■富士石油<5017>
非開示だった今期経常は黒字浮上へ。
 
■新日本電工<5563>
非開示だった今期経常は黒字浮上、未定だった配当は2期ぶり3円で復配。
 
■ホープ<6195>
20年6月期の経常利益(非連結)は前の期比11倍の10.1億円に伸び、21年6月期も前期比46.2%増の14.8億円に拡大を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。6期連続増収、3期連続増益になる。
 
■じもとホールディングス<7161>
4-6月期(1Q)経常は41%増益・上期計画を超過。
 
■レノバ<9519>
4-6月期(1Q)経常は4.6倍増益で着地。

 
【主な経済指標・スケジュール】
 
12(水)
【国内】
7月マネーストック(8:50)
7月工作機械受注(15:00)
《決算発表》
セコム、パンパシHD、第一生命、明治HD、ENEOS、トレンド、阪急阪神、東急、マクドナルド、サンドラッグ、横河電、JFEHD、クラレ、昭電工、コカコーラBJH、パーソルHD、太平洋セメ、日揮HD、森永乳、フリー、住友林、東映、九州FG、雪印メグ、カネカ、ADEKA、チェンジ、CKD、AIinside、大幸薬品、大垣銀、帝繊維、EMシステムズ、日本ハウズ、レスターHD、ヨネックス、月島機、オロ、K&Oエナジー、大日精、古河機、ファイバーGT、JACR、やまびこ、応用地、フィックスタース、アトラエ、アルファポリス、ナノキャリア、ソレイジア、ケアネット、JTECCORP、コプロHD、エーアイ、バルテス、くふう、サイババズ、ジーニー、HPCシステムス、ポート、ドラフト、インフォネット、AmidAHD、スポーツフィー、AppBank
 
【海外】
英4-6月期GDP(17:30)
米7月消費者物価指数(21:30)
米7月財政収支(8/13 3:00)
《米決算発表》
シスコシステムズ

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。