兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。

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「薄っぺらい」
「薄っぺらい」
「薄っぺらい」
 
週末のNY株式市場で主要3指数は揃って続伸。
NYダウとS&P500は終値ベースの過去最高値を更新。
雇用統計は非農業部門雇用者数が前月比26万6000人増。
市場予想の97万8000人増を大幅に下回って期待外れでの着地。
肩透かしとなったことでインフレ高進や利上げの可能性を巡る懸念が後退した。
「雇用統計悪化→金利上昇懸念後退→株高」の構図。
打って返しのような経済実態悪化での株高。
意味することは雇用統計よりも金利の方が市場インパクトは大きいということだ。
4月の失業率は6.1%と3月の6.0%から上昇。
週間ではNYダウが2.7%高と3月以来の大幅な上昇。
S&P500も1.2%高で4月半ば以来の大幅高。
NASDAQは1.5%下落。
マイクロソフトは1.1%高、アップルは0.5%高。
米金利先物市場では雇用統計を受けFRBの利上げ予想時期が約3カ月先送りされた。
2023年3月時点の利上げ確率は90%。
23年6月時点の利上げは完全に織り込んでいる。
雇用統計の発表前は22年12月時点の利上げ確率が90%だった。
国債利回りは雇用統計への「反射的反応」で低下。
10年国債利回りは1.578%。
2年国債利回りは0.146%。
ドル円は108円台後半。
WTI原油先物は0.19ドル(0.29%)高の64.90ドル。
週間では1.32ドル(2.08%)上昇。
ビットコインは2.98%高の58128.86ドル。
イーサは1.35%高の3537.29ドルと過去最高値を更新。
SKEW指数は145.76。
恐怖と欲望指数は51→55。
 
週末のNYダウは229ドル(0.66%)高の34777ドルと5日続伸。
NASDAQは119ポイント(0.88%)高の13752ポイントと続伸。
S&P500は30ポイント(0.74%)高の4232ポイントと3日続伸。
ダウ輸送株指数は218ポイント高の15943ポイントと5日続伸。
SOX指数は1.49%高の3112ポイントと3日続伸。
VIX指数は16.69と低下。
合算売買高は102.3億株(前日は110億株、過去20日平均は101.1億株)。
225先物CME円建ては大証比日中比20円高の29410円。
ドル建ては大証比日中比30円高の29420円。
ドル円は108.60円
10年国債利回りは1.578%。
2年国債利回りは0.146%。
 
週間ベースでNYダウは2.7%高、3週ぶり反発。
NASDAQは1.5%安、3週続落(累計2.1%下落)。
S&P500は1.2%高 2週続伸(累計1.3%上昇)。
 
 
週末の日経平均は寄り付き1円安。
9時半頃から反発し終値は26円高の29357円と小幅続伸。
上昇率は0.09%。
日足は2日連続陽線。
週間(2日間だが)では548円の上昇。
週足は5週間ぶりに陽線。
TOPIXは0.29%上昇し続伸。
東証マザーズ指数は4日続落。
「3月9日安値1113ポイントを下回るようだとマザーズの弱さが全体にも波及する可能性」。
そんな指摘もある。
日経ジャスダック平均は小幅続伸。
東証1部の売買代金は2兆5446億円(前日3兆3807億円)。
74日連続で2兆円超。
3日ぶりに3兆円割れ。
値上がり1611銘柄(前日1625銘柄)。
値下がり505銘柄(前日492銘柄)。
新高値84銘柄(前日69銘柄)。
新安値36銘柄(前日68銘柄)。
騰落レシオは84.49(前日82.01)と低下。
NTレシオは15.19倍(前日15.22倍)。
24日連続15倍台。
サイコロは7勝5敗で58.33%。
ほぼ横ばいの25日線(29410円)からは▲0.18%。
11日連続で下回った。
連日で上値を抑えた格好。
右肩上がりの75日線は29257円。
2日連続で上回った。
右肩上がりの200日線(26222円)からは△11.96%(前日△12.00%)。
右肩上がりの5日線(29109円)から△0.85%。
2日連続で上回った。
13週線(29427円)も上値を抑え、26週線(26311円)は昨年5月からサポート。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲17.928%(前日▲17.260%)。
買い方▲6.225%(前日▲6.550%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用価損益率で売り方▲1.759%(前日▲2.930%)。
買い方▲17.353%(前日▲18.106%)。
空売り比率は39.7%(2日連続で40%割れ:前日39.3%)。
空売り規制なしの比率は8.3%(前日8.1%)。
4月30日時点の信用売り残は329億円減の6742億円。  
2週連続の減少。
直近ピークは2020年9月第4週の1兆412億円。
同信用買い残は64億円減の3兆2941億円。
4週ぶりに減少。
ボトムは2020年4月第2週の1兆7947億円。
金額ベースでの信用倍率は4.89倍(前週は4.67倍)。
5週連続の4倍台。
2016年4月第1週の4.95倍以来の高水準。
ピークは2016年1月第2週の6.04倍。
ボトムは2020年3月第4週の1.62倍。
日経VIは18.48と低下。
日経平均採用銘柄の予想PERは19.31倍(前日19.30倍)。
前期基準では25.34倍。
EPSは1520円(前日1519円、月曜1411円、先週末1367円)。
6日連続で今年の最大値更新。
因みに今年大発会は1081円、最低値は1072円。
ほぼ40%増加した。
225のPBRは1.29倍。
BPSは22758円(前日22737円)
日経平均の益回りは5.18%(前日5.18%)。
配当利回りは1.71%。
東証1部全銘柄だと予想PERは21.36倍。
前期基準では25.55倍。
PBRは1.36倍。
東証1部単純平均株価は14円高の2408円。
(2020年末2341円、2019年末2327円、
2018年末2077円、2017年末2946円)。
東証1部売買単価は2167円(前日は2215円)。
東証1部時価総額は721兆円(前日は719兆円)。
46日連続で700兆円超。
ドル建て日経平均は268.99(前日268.36)。
週末のシカゴ225先物終値は大証日中比20円高の29410円。
高値は29460円、安値は29240円。
225先物大証夜間取引終値は日中比20円高の2941円。
気学では「初め高いと後安の日。吹き値あらば売り狙え」。
火曜は「相場の分岐する日。足取りについて駆け引きせよ」。
水曜は「目先の天底を作ることあり」。
木曜は「戻り売りの日なれど下寄り突っ込みは見送れ」。
金曜は「人気に逆行して動く日」。
ボリンジャーのマイナス1σが29044円。
プラス1σは29776円
一目均衡の雲の上限は29414円。
下限が29172円で2日連続でに雲の中。
連日で雲が上値を抑えた格好。
勝手雲の上限は29314円
下限は29178円。
10日連続で雲の下。
勝手雲は黒くねじれた。
RSIが47.03(前日47.03)。
RCIが21.43(前日21.43)。
アノマリー的には「リーマンショック以降は株高の日」。
SBGとトヨタの決算発表予定の水曜日にラマダンが明けるSQ週の始まり。
 
週間ベースで日経平均株価は1.9%高、5週ぶり反発。
TOPIXは1.8%%高、3週ぶり反発。
東証マザーズ指数は3.3%安、3週続落(累計7.1%下落)。
日経ジャスダック平均は0.5%高、33週ぶり反発。
東証2部指数は0.9%高、2週続伸(同1.1%上昇)。
東証REIT指数は0.3%安、2週ぶりの反発。
 
《今日のポイント5月10日》
 
(1)週末のNY株式市場で主要3指数は揃って続伸。
   NYダウとS&P500は終値ベースの過去最高値を更新。
   「雇用統計悪化→金利上昇懸念後退→株高」の構図。
   10年国債利回りは1.578%。
   2年国債利回りは0.146%。
   ドル円は108円台後半。
   SKEW指数は145.76。
   恐怖と欲望指数は51→55。
 
(2)ダウ輸送株指数は218ポイント高の15943ポイントと5日続伸。
   SOX指数は1.49%高の3112ポイントと3日続伸。
   VIX指数は16.69と低下。
   合算売買高は102.3億株(前日は110億株、過去20日平均は101.1億株)。
   225先物CME円建ては大証比日中比20円高の29410円。
 
(3)東証1部の売買代金は2兆5446億円(前日3兆3807億円)。
   新高値84銘柄(前日69銘柄)。
   新安値36銘柄(前日68銘柄)。
   騰落レシオは84.49(前日82.01)と低下。
   NTレシオは15.19倍(前日15.22倍)。
   サイコロは7勝5敗で58.33%。
 
(4)ほぼ横ばいの25日線(29410円)からは▲0.18%。
   11日連続で下回った。
   連日で上値を抑えた格好。
   右肩上がりの75日線は29257円。
   2日連続で上回った。
   右肩上がりの200日線(26222円)からは△11.96%(前日△12.00%)。
   右肩上がりの5日線(29109円)から△0.85%。
   2日連続で上回った。
   13週線(29427円)が上値を抑え、26週線(26311円)は昨年5月からサポート。
 
(5)空売り比率は39.7%(2日連続で40%割れ:前日39.3%)。
   空売り規制なしの比率は8.3%(前日8.1%)。
   4月30日時点の信用売り残は329億円減の6742億円。  
   2週連続の減少。
   同信用買い残は64億円減の3兆2941億円。
   4週ぶりに減少。
   日経VIは18.48と低下。
   金額ベースでの信用倍率は4.89倍(前週は4.67倍)。
   5週連続の4倍台。
   2016年4月第1週の4.95倍以来の高水準。
 
(6)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲17.928%(前日▲17.260%)。
   買い方▲6.225%(前日▲6.550%)。
   マザーズ銘柄ネットストック信用価損益率で売り方▲1.759%(前日▲2.930%)。
   買い方▲17.353%(前日▲18.106%)。
 
(7)日経平均採用銘柄の予想PERは19.31倍(前日19.30倍)。
   EPSは1520円(前日1519円、月曜1411円、先週末1367円)。
   6日連続で今年の最大値更新。
   今年大発会は1081円、最低値は1072円。
   BPSは22758円(前日22737円)
   日経平均の益回りは5.18%(前日5.18%)。
 
(8)東証1部時価総額は721兆円(前日は719兆円)。
   ドル建て日経平均は268.99(前日268.36)。
 
(9)ボリンジャーのマイナス1σが29044円。
   プラス1σは29776円
   一目均衡の雲の上限は29414円。
   下限が29172円で2日連続でに雲の中。
   連日で雲が上値を抑えた格好。
   勝手雲の上限は29314円
   下限は29178円。
   10日連続で雲の下。
   勝手雲は黒くねじれた。
   RSIが47.03(前日47.03)。
   RCIが21.43(前日21.43)。
   アノマリー的には「リーマンショック以降は株高の日」。
   SBGとトヨタの決算発表予定の水曜日にラマダンが明けるSQ週の始まり。
 
 
今年の曜日別勝敗(5月7日まで)

月曜11勝5敗
火曜9勝7敗
水曜8勝9敗
木曜12勝4敗
金曜8勝10敗
 
新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身会長のコメント。
「3回の緊急事態宣言でわかったこと」。
特に広島のPCR検査。
症状のある人は家庭感染。
軽い症状の人は外に出ている。
だから感染が確認されれば周囲で抗原検査をやって欲しい。
今更何?
それって1年前でもわかったはず。
1年前は民間の力など歯牙にもかけていなかった記憶がある。
保健所が能力を超えたから今度は民間というのは甘すぎるだろう。
「広範なPCR検査」が前面に出てきたのは宗旨替えなのだろうか。
濃厚接触者を黴菌のように扱ってきた追跡調査重視の姿勢は何だったのだろうか。
「隔離」こそ保健所の仕事という印象があるが、隔離はできなくなってきた。
「下げ止まっても数週間はグッと我慢することが必要」。
これってエビデンスを重視する筈の科学者の言葉だろうか。
難解な専門用語を使わないと曖昧模糊な言葉に帰着してしまうのだろう。
「株は気合だ。勘と度胸だ」とほとんど同じレベルの意味のない言葉に聞こえる。
 
WHOで緊急事態対応部門を統括するマイケル・ライアン氏のコメント。
「今夏の東京五輪の開催を望んでいる。
大会形式に関する判断の多くは直前になる。
五輪開催がわれわれの希望だ」。
菅首相は記者会見で「安全安心の大会を実現することは可能」。
何が何でも五輪という印象は拭えない
 
大和のレポートは「東証プライム市場昇格に向けた形式要件とトータルスコア」。

(1)流動性
株主数800人以上
流通株式数2万単位以上
流通株式時価総額100億円以上
時価総額250億円以上。
(2)コーポレート・ガバナンス
流動株式比率35%以上
(3)経営成績
最近2年間の経常利益の総額が25億円以上
売上高が100億円以上かつ時価総額が1000億円以上
以上のいずれかを満たす必要がある。
(4)財務状況
連結純資産額50億円以上。
(5)単元株式数
3市場共通で100株であること
 
このところ読んでいる「幻庵」。
こんな一節がある。

碁の本質は「筋や形」などではなく「ヨミと力」。
「力」に対するには「力」でしかない。
もし「筋」や「形」を学んだ者だけが勝てるなら、碁は薄っぺらな遊戯。
あるいはただの「学問」に過ぎぬ。
 
これも株の世界に通じようか。
実務と実践を伴わない学問チックな投資論は、言い換えれば「薄っぺらい」とも読める。
だから・・・。
先達の学者の言葉はほとんど記憶にないが、古今東西の投資家の名言は心に刻まれるのだろう。
100年後に市場でまじめな顔で
「ESG」と唱える人はいないかも知れない。
 
◇━━━ カタリスト━━━◇
 
ライトアップ(6580)・・・動兆
 
ライトアプに注目する。
同社は企業の生産性向上のためのITツール導入支援などが中核。
DXは新規の助成金診断システムが拡大。
全国の自治体拡大に期待。


(兜町カタリスト櫻井)