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マザーズ指数は反落、上値追いは慎重
【市況】東証マザーズ市場(前引け)=マザーズ指数は反落、上値追いは慎重

東証マザーズ指数は小反落した。前引けは前日比1.58ポイント安の1132.75だった。
新規株式公開(IPO)銘柄や一部材料株に個人投資家の関心が集まり、指数への影響が大きい時価総額上位の銘柄への資金流入が細った。
為替市場での円安や米長期金利の上昇を手掛かりとした金融セクターの堅調地合いを受けて一時プラスに転じる場面もみられた。しかし、国内政治リスクへの警戒のほか、本格化する決算発表を見極めたいとする模様眺めムードもあってか、上値追いは慎重となっている。
 
値上がり銘柄数は107、値下がり銘柄数は130となった。
 
個別では、そーせいグループ、ヘリオス、CYBERDYNEが年初来安値を更新。農業総合研究所、ロコンド、グローバルウェイ、日本リビング保証、イトクロがに売られた。
 
一方、貸し収納スペース運営代行のパルマが一時ストップ高と値を飛ばした。デファクトスタンダード、CRI・ミドルウェア、ベイカレント・コンサルティングなど4銘柄は年初来高値を更新。
ユナイテッド&コレクティブ、ビープラッツ、ブライトパス・バイオ、リファインバース、ドリコムが買われた。
 
 
20日に東証マザーズ市場に上場したHEROZは上場2日目の23日も買い気配が続き、午前中の取引では売買が成立しなかった。前引け時点の気配値は公募価格(公開価格、4500円)の3.9倍となる1万7630円だった。