兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。

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落ち着きどころを探る展開か
【オープニングコメント】
落ち着きどころを探る展開か
 
12日の日経平均株価は、自律反発狙いの買いも入り下値は堅いだろう、落ち着きどころを探る展開か。
日経平均株の予想レンジは2万8400円−2万8800円。
米国株は下落。ダウ平均は473ドル安の34269ドルで取引を終えた。ハイテク株の弱さが景気敏感株にも波及して、幅広い銘柄が売られた。ただ、ナスダックは売り先行から持ち直して小幅な下落で終えている。
日経平均株価はきのう900円超下落しており、米国株の下落はある程度織り込んでいる
大幅安となった反動から、押し目を拾う動きが期待される。
ただ、日足チャート上では、25日移動平均線(11日時点で2万9391円)を大きく割り込み、投資家心理の悪化も警戒され、積極的な売買は限られそうだ。押し目買いと先行き警戒感とが入り交じり、不安定な値動きとなることも想定される。
 
為替相場は、ドル・円が1ドル=108円台の半ば(11日は108円94−95銭)、ユーロ・円が1ユーロ=131円台の後半(同132円27−31銭)とやや円高方向にある。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、11日の大阪取引所清算値比75円安の2万8615円だった。
 
 
【好材料銘柄】 
 
■エイジア <2352>
今期経常は41%増で2期ぶり最高益、5円増配へ。
 
■ユナイテッド <2497>
今期経常は1%増益へ。発行済み株式数(自社株を除く)の9.2%にあたる200万株(金額で30億円)を上限に自社株買いを実施。取得した自社株は22年3月31日付で消却する。また、別枠で120万株を5月31日付で消却する。
 
■三洋貿易 <3176>
今期経常を一転20%増益に上方修正・2期ぶり最高益、配当も0.5円増額。
 
■ジー・スリーホールディングス <3647>
新たにマグネシウム電池事業を開始。また、宮城県に保有する未稼働太陽光発電所の権利を売却。通期業績予想には織り込み済み。
 
■セレス <3696>
1-3月期(1Q)経常は3.6倍増益で着地、未定だった上期配当は無配継続。
 
■ウェルス・マネジメント <3772>
今期経常は黒字浮上で2期ぶり最高益更新へ。
 
■オークネット <3964>
今期経常を21%上方修正・6期ぶり最高益、配当も4円増額。
 
■KHネオケム <4189>
今期経常を46%上方修正・4期ぶり最高益更新へ。
 
■エス・ディー・エス バイオテック <4952>
親会社の出光興産 <5019> が株式交換で完全子会社化する。8月2日付で同社株1株に対し、1440円の金銭交付を行う。
 
■テセック <6337>
今期経常は黒字浮上、50円増配へ。
 
■日本精工 <6471>
前期税引き前が上振れ着地・今期は8.9倍増益、5円増配へ。
 
■ミマキエンジニアリング <6638>
今期経常は4.5倍増益、7.5円増配へ。
 
■I−PEX <6640>
上期経常を3.3倍上方修正、通期も増額。
 
■ジェイリース <7187>
今期経常は28%増で2期連続最高益、15円増配へ。
 
■トプコン <7732>
前期経常が一転増益で上振れ着地・今期は43%増益、前期配当を5円増額・今期は10円増配へ。
 
■IMV <7760>
上期経常は2.3倍増益・通期計画を超過。
 
■大運 <9363>
前期経常を18%上方修正、配当も3円増額。
 
■ブティックス <9272>
5月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。最低投資金額は現在の2分の1に低下する。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
 
 
12(水)
【国内】
3月景気動向指数(14:00)
《決算発表》
トヨタ、ソフトバンクG、NTT、富士フイルム、ネクソン、テルモ、資生堂、シスメックス、エーザイ、キリンHD、NEC、ENEOS、三菱ケミHD、サントリーBF、GMOPG、ホトニクス、明治HD、関西ペ、大日住薬、大林組、ホシザキ、TIS、凸版印、リンナイ、コンコルディア、フリー、静岡銀、日油、丸井G、ベネ・ワン、アマダ、クラレ、エア・ウォーター、京急、JR九州、デンカ、PALTAC、GMO、住友ゴム、東建物、応化工、日揮HD、ミツコシイセタン、富士急、めぶきFG、丸一管、ダイセル、GSユアサ、宇部興、IIJ、DMG森精、フジテック、古河電、Appier、AIinside、そーせい、HENNGE、GMO−FG、SBIインシュ、ACSL、アイキューブ
 
【海外】
米4月消費者物価指数(21:30)
米4月財政収支(5/13 3:00)
米10年国債入札
 


※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。