兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。

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上値の重い展開か
【オープニングコメント】
上値の重い展開か

6日の日経平均株価は、上値の重い展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万2300円−2万2600円。
現地5日の欧米株式は堅調で、ナスダック総合指数が3日続けて史上最高値を更新する動きをみせていることもあり、底堅く推移するとみられる。一方、トヨタなど主要企業の決算発表を控えており、様子見ムードも漂うだろう。
下値は限られるだろうが、場中は為替をにらみながら方向感に欠ける地合いが続くと予想する。

きょうの市場の関心はトヨタが13時25分に発表する2020年4〜6月期の連結決算。「足元の主要企業の決算発表をみると、市場予想に対してどう着地したかで株価の動きが大きくなる」(東海東京調査センターの関邦仁ストラテジスト)という。QUICKコンセンサス(7社、7月30日時点)によると、トヨタの4〜6月期は最終損益が133億円の赤字と市場は予想している。
20年4−6月期の決算発表が続くなか、業績内容による選別物色が継続するとみられ、引き続き「森(株価指数)よりも木(個別株)」に関心が向かいそうだ。
 
為替相場は、ドル・円が1ドル=105円台の半ば(5日終値は105円67−68銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=125円台の前半(同124円90−94銭)と円安方向にある。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、5日の大阪取引所終値比40円安の2万2470円だった。
 
日程面では、7月の都心オフィス空室率、7月の輸入車販売など。10年物価連動国債の入札も予定される。海外ではインド中銀が政策金利を発表、英国でも金融政策が発表される。
 
 
【好材料銘柄】 
 
■ディー・エヌ・エー<2432>
4-6月期(1Q)税引き前は3.7倍増益で着地。
 
■ソリトンシステムズ<3040>
上期経常が5倍増益で着地・4-6月期は黒字浮上。
 
■ヒラキ<3059>
非開示だった今期経常は31%増益へ。
 
■ロードスターキャピタル<3482>
上期経常が59%増益で着地・4-6月期も2.4倍増益。
 
■イルグルム<3690>
4-6月期(3Q)経常は7.7倍増益、未定だった今期配当は3期ぶり3.8円で復配。
 
■スガイ化学工業<4120>
非開示だった上期経常は26倍増益へ。
 
■綜研化学<4972>
4-6月期(1Q)経常は2倍増益で着地。
 
■北越メタル<5446>
4-6月期(1Q)経常は3.5倍増益・上期計画を超過。
 
■アルインコ<5933>
発行済み株式数(自社株を除く)の2.72%にあたる54万株(金額で4億7250万円)を上限に、8月6日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。
 
■ジャパンエンジンコーポレーション<6016>
4-6月期(1Q)経常は2.3倍増益で着地、未定だった今期配当は1円増配。
 
■富士ソフトサービスビューロ<6188>
上期経常を3.9倍上方修正、通期も増額。
 
■アイモバイル<6535>
前期経常を28%上方修正。
 
■コンテック<6639>
4-6月期(1Q)経常は5.2倍増益で着地。
 
■MCJ<6670>
4-6月期(1Q)経常は69%増益で着地。
 
■シャープ<6753>
非開示だった今期経常は26%増益へ。
 
■テレビ東京ホールディングス<9413>
4-6月期(1Q)経常は73%増益で着地。
 
■KYCOMホールディングス<9685>
4-6月期(1Q)経常は8.2倍増益で着地。
 
■UTグループ<2146>
4-6月期(1Q)経常は7%増益で着地。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
 
6(木)
【国内】
7月都心オフィス空室率
10年物価連動国債入札
《決算発表》
トヨタ、任天堂、テルモ、資生堂、ネクソン、三井不、ダイフク、国際帝石、島津製、スクエニHD、メルカリ、出光興産、鹿島、ペプチド、TIS、ヤマハ発、名鉄、ピジョン、京阪HD、アズビル、ジャストシステ、SUMCO、コナミHD、LIXILG、ヤマダ電、リンナイ、長谷工、丸井G、日ユニシス、三菱ガス、THK、栗田工、グリコ、ニコン、エア・ウォーター、特殊陶、Gウイン、三菱マ、めぶきFG、TBSHD、川重、応化工、住友ゴム、エレコム、フジHD、沢井製薬、西鉄、福山運、日東紡、伊藤米久、古河電、ケーヒン、平和、前田道、日本紙、テレ朝HD、ニッパツ、前田建、アース製薬、神戸鋼、東洋紡、ヘリオス、新日製薬、GTS
 
【海外】
英国金融政策発表
《米決算発表》
イルミナ
 
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