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反落、米株安を受け
【市況】東京株式(寄り付き)=反落、米株安を受け
【寄り付き概況】

 
15日前場寄り付きの日経平均株価は反落し、前日に比べ80円ほど安い2万3500円台半ばで推移している。
下げ幅は一時100円に迫ったが、その後は押し目買いも入って下げ渋っている。
 
前日の米国株市場ではムニューシン米財務長官の発言を受けて追加経済対策が大統領選前に成立することへの思惑が後退し、リスク回避の売りが優勢の地合いとなった。米大統領選の行方や今月下旬から本格化する国内企業の決算発表などを前に、持ち高を高める動きは期待しにくい。
 
フランスではマクロン大統領が新型コロナウイルスの感染拡大を受け、パリなどで夜間の外出を禁止すると発表。欧米の情勢を受け、世界景気の回復が遅れるとの見方が株売りを促している。
 
足もと外国為替市場で円が買われ一時1ドル=105円近辺まで円高が進んだこともあって、東京株式市場でも主力株中心に買いが見送られやすい地合いとなっている。
 
ただ、薄商いのなか売りニーズも限定的で大きく下値を試す展開は想定しづらく、2万3000円台半ばの狭いゾーンで売り物をこなす展開が想定される。
 
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は続落している。
 
 
個別では、ソニー、トヨタが軟調。アドテストや東エレク、ファナックや安川電が売られている。エーザイや大日本住友も安い
 
半面、SOMPOや東京海上も高い。信越化、富士フイルムが高く、京セラ、Jフロントや高島屋、住友不も堅調となっている。