米ドル円、堅調推移で109円台へ

【為替】米ドル円、堅調推移で109円台へ

[概況]

3日欧米時間の外国為替市場において、米ドル円は底固い動きとなった。市場のリスク選好傾向が継続するなか、円売りが優勢に推移し、米ドル円はNY時間終盤にかけてじりじりと高値を伸ばし、一時108.955円まで本日高値を更新している。NY時間序盤に、5月ADP雇用者数（予想:-900.0万人、結果:-276.0万人）の結果が発表されたが、市場予想に比べマイナス幅が小さかったことも、この流れを後押しする形となった模様。

米ドル円は、今月に入って一目均衡表の雲も完全に上抜け、テクニカル的にも地合いが改善されていり、目先も堅調な動きが期待できそう。4月の高値である109.39円が当面の上値目標となるが、同水準を突破して、心理的な節目となる110.00円の大台を伺う動きに繋がることも考えられ、注目していきたい。

[提供：カネツFX証券株式会社]