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反発、自律反発の買い 米株高も好感
【市況】東京株式(寄り付き)=反発、自律反発の買い 米株高も好感
【寄り付き概況】

14日の日経平均株価は反発して始まった。始値は前日比275円69銭高の2万7723円70銭。前日までの3営業日で2000円超下落していたことから、自律反発狙いの買いが入っている。前日の米株式相場の反発も支援材料になっている。上げ幅は一時400円を超えた。
 
前日の米国市場では市場の警戒が強まっていた長期金利の上昇が一服。ハイテク株などが買い直されて主要株価指数がそろって上昇したのも、投資家心理の支えになっている。
NYダウは前日比433ドル高と4日ぶりに反発。この日発表された米4月卸売物価指数は、市場予想を上回ったが長期金利は低下した。また、新規失業保険申請件数は労働市場の改善を示す内容だった。米国株が上昇した流れを受け、東京株式市場も値を上げて始まった。また、為替は1ドル=109円50銭前後と前日夕方に比べやや円高で推移している。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、32業種が高く、値上がりは金属製品、鉱業、機械、空運、非鉄、海運、陸運、鉄鋼など。値下がりは紙パルプのみ。
 
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は反発している。
 
個別では、IHIやニコン、太陽誘電が上昇した。一方でカシオや住友不、王子HDなどが売られている。