兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。

OCN版はコチラ

ダウ69ドル高、3日ぶりに最高値更新。企業業績への期待
【市況】ダウ69ドル高、3日ぶりに最高値更新。企業業績への期待
10日のNYダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反発した。終値は前日比69ドル61セント高の2万2830ドル68セントと3営業日ぶりに過去最高値を更新した。
 
国際通貨基金(IMF)が世界経済の成長見通しを上方修正したほか、原油高が好感され、買いが先行した。明日から始まる7-9月期決算シーズンには概ね楽観的な見方が広がり、堅調推移となった。
 
大規模な自社株買いなどを発表した小売最大手のウォルマート(WMT)が大幅高となり、相場上昇をけん引した。前日比4%強上げ、1銘柄でダウ平均を24ドルあまり押し上げた。
200億ドル規模の自社株買い計画を発表したほか、来年度のオンライン売上が40%成長となる見通しが好感され、上昇した。
 
サウジアラビアが11月の原油輸出を削減すると明らかにし、需給改善を見込んだ買いで原油先物相場が大幅に続伸した。収益改善への期待からシェブロンやエクソンモービルなどエネルギー関連株が買われ、株式相場の支えになった。
 
ナスダック総合株価指数も反発し、前日比7.521ポイント高の6587.252で終えた。
完全自動運転車を作るための開発基盤を18年後半から供給すると発表したGPU(画像処理半導体)大手のエヌビディアが買われ、指数を押し上げた。フェイスブックやアルファベット(グーグル)などの主力株が売られ、指数の上値は重かった。
 
セクター別では、食品・生活必需品小売や食品・飲料・タバコが上昇する一方で小売やヘルスケア機器・サービスが下落した。
 
個別では、医薬品のカルビスタ・ファーマシューティカルズ(KALV)は、同業メルク(MRK)による9.9%の株式取得が報じられ、急騰した。
17年7〜9月期の業績が従来予想ほど落ち込まないとの見通しを示した空運大手、ユナイテッド・コンチネンタル・ホールディングスが買われた。
 
一方、家庭用品のプロクター&ギャンブル(PG)は株主投票でアクティビスト(物言う株主)のネルソン・ペルツ氏の取締役就任が否決され、売られた。
証券会社が投資判断を引き下げたセキュリティーソフト大手のシマンテックが安い。投資判断と目標株価の引き下げが伝わった天然ガスのチェサピーク・エナジーも下げた。
 
 
NYダウ工業株30種(ドル)
22,830.68+69.61             
S&P500種
2,550.64+5.91
ナスダック
6,587.252+7.521             
米10年債利回り(%)
2.3553 -0.013
米2年債利回り(%)
1.5123 +0
 
NY原油(ドル/バレル)    50.87−0.05
円・ドル112.39 - 112.40   −0.16

【シカゴ日本株先物概況】

シカゴ日経平均先物は続伸した。12月物は前日比125円高の2万0815円で引け、同日の大取終値を15円下回った。NYダウ平均が3営業日ぶりに反発するなど、米株高を好感した買いが優勢だった。ただ、円高進行で上値は重かった。この日の12月物高値は2万0840円、安値は2万0655円。
 
シカゴ日経225先物12月限 (円建て)
20815 ( -15 )
シカゴ日経225先物12月限 (ドル建て)
20855 ( +25 )
( )は大阪取引所終値比


【欧州株式市場】

■イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100 7538.27(+30.38)
FTSE100種総合株価指数は反発した。前日終値に比べ30.38ポイント高の7538.27で引けた。構成銘柄の6割近くが上昇した。
値ごろ感の出た銘柄を物色した買いで前日下落した銀行株や住宅建設株、鉱業株の一部などが買い戻された。
前日全面安で引けた銀行株とパーシモンを筆頭に住宅建設株が軒並み買い戻され、指数をけん引した。鉱業のアントファガスタやBHPビリトンが上げたほか、続落して始まった石油株にも買いが入った。
 
個別では、ファッションのバーバリー・グループは、同業の仏LVMHモエヘネシー・ルイヴィトンの大幅高が波及し、上昇した。堅調な金相場を受けて関連のフレスニージョとランドゴールド・リソーシズは続伸した。日用品のレキットベンキーザーはこの日も大幅高となった。
半面、前日に引き続き医薬品株が下落した。通信のBTグループも売りが続いた。大幅な人員削減を発表したことで航空・防衛のBAEシステムズは売られた。航空機エンジンのロールス・ロイスも安かった。教育事業のピアソン、特殊化学のジョンソン・マッセイ、ソフトウエア開発のセージ・グループが安かった。
  
 
■ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 12949.25(−27.15)
ドイツ株式指数(DAX)は反落。終値は前日比27.15ポイント安の12949.25だった。前日に最高値を更新したこともあり、売りが優勢だった。
透析器大手のフレゼニウス・メディカル・ケアが大幅下落した。医療機器のフレゼニウスも下落。一方、航空のルフトハンザが大幅上昇した。
 
 
■フランス・パリ株価指数
CAC40 5363.65(−2.18)
 
 
欧州の主要株式市場も総じて下落した。スペインのIBEX35は反落し、同1%近く下げた。