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マザーズ指数は反落、利益確定売り
【市況】東証マザーズ市場(前引け)=マザーズ指数は反落、利益確定売り

東証マザーズ指数は反落した。前引けは前日比1.57ポイント安い1202.65だった。
前日の米国株市場が休場で手掛かり材料難のなか新型コロナウイルスの感染拡大への懸念から、過熱感が強いIT(情報技術)や電子商取引(EC)関連銘柄の一角に利益確定売りが出た。
 
BASEやAIins、JTOWERが下落した。一方、Jストリームやアンジェスが上昇したほか、日本マイクロソフトと人工知能(AI)製品販売で連携強化したフロンテオは買われた。マザーズの売買代金は1449億円と4月23日以来、およそ7カ月ぶりの低水準だった。従来人気だった新興株も、直近の需給悪化や値動きの悪さで敬遠ムードが広がりつつあるのだろう。
値上がり銘柄数は154、値下がり銘柄数は164となった。
 
27日に東証マザーズ市場に新規上場したクリーマは公募・売り出し価格(公開価格、3570円)を1280円(35.9%)上回る4850円で初値を付けた。
 
個別ではヘッドウォータース、インターファクトリー、アイキューブドシステムズ、ジェイックが年初来安値を更新。ティアンドエス、ティーケーピー、フィット、フィードフォース、Macbee Planetが売られた。
 
一方、リアルワールドがストップ高。メディカルネット、アイリッジ、Jストリーム、アクリート、アライドアーキテクツなど8銘柄は年初来高値を更新。アイリックコーポレーション、フルッタフルッタ、アクシス、リーガル不動産、GA technologiesが買われた。