NY株高や米国債利回りの上昇にドルは111円回復

【為替】NY株高や米国債利回りの上昇にドルは111円回復

[概況]

NY市場に入り発表された12月鉱工業生産指数と12月設備稼働率は共に予想を上回ったがドルは反応薄で、東京時間からの110円台後半での揉み合いが続いた。
それがNY株式市場で序盤以降も上げ続け、米国債利回りが上昇した事などにドルは終盤に一気に111円台に乗せるまで急進し、引け間際には当日高値111.345円まで上昇した。
 
最後も前日比+84.5銭高の111.325円と111円台に乗せて引け、他の主要通貨も対円で上昇した。またユーロは対ドルで2014年12月18日以来、3年ぶりの高値を付けたが、前日に続きECB副総裁やオーストリア中銀総裁が相次いでユーロ高けん制発言を行なった事などにユーロ/ドルは反落し、ユーロ/円の上昇も小幅にとどまった。
 
しかしユーロ高期待は強く下値では押し目買いが入るなど、ユーロ上昇の流れは続いていると見ている。



[提供：カネツFX証券株式会社]