兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。

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「やはり動いた」
「やはり動いた」
 
「やはり動いた」
 
木曜のNY株式市場は主要3指数が大幅上昇。
NYダウの上昇幅は一時300ドルを超える場面があり28000ドル台回復。
S&P500は過去最高値を更新した。
背景は米中貿易摩擦交渉進展への期待感。
トランプ大統領は「中国との大規模な合意に非常に近付いている。
中国は合意を望んでおり、米国もだ」とツイ─ト。
中国商務省の高峰報道官も「米中両国の経済・貿易チームは緊密に連絡を取り合っている」とコメント。
ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は「米政府は15日に発動を予定する対中追加関税の見送りを提案した。
すでに課している約3600億ドル分の中国製品に対する関税を最大50%引き下げる案も提示した」と報道した。
11月の卸売物価指数(PPI、最終需要向け財・サービス)は前月から横ばい。
市場予想は0.2%上昇だった。
食品やガソリンが値上がりした一方、サービスが値を下げた。
週間新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週比4万9000件増の25万2000件。
2017年9月以来、2年超ぶりの高水準。
17年8月以来の大幅な増加となった。
感謝祭の祝日後は失業保険の統計が乱高下する傾向があるため解雇が増えている兆しではないという。
市場予想は21万3000件だった。
欧州株式市場は続伸。
ECBのラガルド総裁が「非伝統的な金融政策の副作用を認識している」と発言。
銀行セクターが株価上昇をけん引した。
ドル円は109円台前半。
10年国債は1.7%→1.9%水準に上昇。
2年国債は1.6%水準。
 
「呪いの上塗り?なんてことはなかろうが」
 
水曜の日経平均の寄り付き58円高、終値32円安。
日足は2日連続の陰線。
ジャスダック平均は14日ぶりの反落。
9月5日→26日にかけての14連騰の記録は抜けなかった。
NYでSOX指数が過去最高値を更新したことからハイテク関連が堅調展開となった。
東証1部の売買代金は1兆9936円。
値上がり708銘柄、値下がり1342銘柄。
新高値105銘柄と6日連続の3ケタ。
新安値14銘柄。
騰落レシオは100.95。
NTレシオは13.68倍。
サイコロは6勝6敗で50%。
25日線(23327円)からは0.42%、200日(21713円)からは7.82%のプラスかい離。
5日線(23402円)は右肩上がり継続。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲13.777% 。
買い方▲6.515%。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲4.129%。
買い方▲11.709%。
売り比率は38.3%で3日ぶりの0%割れ。
空売り規制なし銘柄の比率は6.4%。
日経平均採用銘柄のPERは14.16倍。
EPSは1654円。
PBRは1.15倍。
BPSは20369円。
シカゴ225終値は23700円台。
気学では「転機を司る重要日。波動につくべし」。
月曜は「ポイントをつくる日」。
残すは英国総選挙と15日の米中関税の期日。
13日の金曜日のメジャーSQ後の動向は年末動向の指南車になろうか。
「今日は呪いのSQ値(23637円)を抜いてほしいですね。
呪いの上塗りでもっと高いSQ値になるかもしれませんが・・・
今年はホワイトクリスマスイブになってほしい」。
と市場関係者。
 
市場関係者のメルマガ。

昨年12月にすでにその後の景気の底を先取りし、その後の上げは底入れを読み始めていたと言えます。
株は景気、業績より先行して転換することがよく分かります。
景気、業績がボトムをつける前に株価はボトムをつける。
しかも、何度も言って来ました。
世界中で経済戦争が続いています。
トランプさんも習さんも安倍さんも、株価を暴落させたら経済戦争の負けにつながると言うことは誰が考えても分かる「常識」でしょう。
 
大局観がないから目先のスケジュールに拘る相場。
ここから脱却して時間軸を変えることこそ必要なことだろう。
イベント・経済スケジュールと罫線だけの解釈には「?」をつけてみれば相場は見えてくるかも知れない。
未来を見ているようで、過去を反芻しているという現実。
「過去に能弁、未来に寡黙」という事実を肌で感じるべきだろう。
あるいは「常識」と「自由発想」の区別も必要になってくる。
 
「来年は子年だからMCJ(6670)。
そのココロは『マウス』ブランドのパソコンの製造販売だから。
そして2020=ZOZOに見えませんか?」と市場関係者。
 
◇━━━ カタリスト━━━◇
 
セック(3741)・・・動兆
 
セックに注目する。
同社はリアルタイムソフトウェア技術が中核。
宇宙先端システム・ロボットなどが拡大基調。
19年6月末の受注残高は過去最高水準。


(兜町カタリスト櫻井)