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売り買い拮抗、グロース銘柄には買い
【市況】東証グロース(大引け)=売り買い拮抗、グロース銘柄には買い

 
東証グロース市場は、東証マザーズ指数は小反発。グロースCoreは小幅続落。東証マザーズ指数の終値は前日比2.24ポイント(0.32%)高い712.50だった。21日に米長期金利が低下したことで高PER(株価収益率)銘柄が多いグロース銘柄には買いが入った。海外景気の先行き不透明感が強まるなか、情報・通信など内需依存型の銘柄が多いことも買い安心感につながった。
一方、マザーズ指数は朝方に安値圏で推移する場面が目立った。一時は取引時間中として約2カ月ぶりに心理的節目の700を割り込んだ。
 
子会社が参画するNFTゲームのアンバサダーに著名ユーチューバーが就任すると発表したクルーズが買われた。訪米中の岸田文雄首相が水際対策のさらなる緩和に前向きな姿勢を示し、アドベンチャや旅工房も上昇した。一方、そーせいやグッドパッチは下落した。
 
22日に東証グロース市場に上場したFPパートナの終値は制限値幅の上限(ストップ高水準)となる初値比500円(18.2%)高の3250円となった。午前に公開価格(2600円)を150円(5.8%)上回る2750円で初値を付けた。
値上がり銘柄数235、値下がり銘柄数217と、売り買いが拮抗した。
 
個別ではキャンバス、FPパートナーがストップ高。VALUENEX、リベロは一時ストップ高と値を飛ばした。フォーライフ、日本ファルコム、日本スキー場開発など4銘柄は年初来高値を更新。ボードルア、旅工房、TORICO、コアコンセプト・テクノロジー、サイバートラストが買われた。
 
 一方、FRONTEO、ジェイグループホールディングス、海帆、夢展望、アルファクス・フード・システムなど33銘柄が年初来安値を更新。ビーマップ、バンク・オブ・イノベーション、インバウンドテック、HOUSEI、ラストワンマイルが売られた。