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「9月18日株高の特異日」
「9月18日株高の特異日」

 
週末のNY株式はほぼ変わらず。
トランプ大統領が約2000億ドル規模の中国製品に対する追加関税導入を進めるよう指示したとの報道を受けて伸び悩んだとの解釈。
週間ではNYダウが0.9%、S&P500が1.2%、NASDAQが1.4%上昇。
8月小売売上高は前月比0.1%増と2月以来6カ月ぶりの小幅な伸びだった。
10年国債利回りは一時8月初旬以来の3%台乗せ。
その後2.99%台での推移。
ミシガン大消費者信頼感指数速報値は100.8と市場予想の96.6を上回って着地。
鉱工業生産指数は0.4%上昇。
自動車生産が増えたことが製造業を下支えしたとの解釈だ。
ドル円は111円台後半。
週明けのNY株式市場でNYダウは5日ぶりに反落。
トランプ米政権が中国製品への新たな追加関税発表観測から下落幅は一時124ドルとなる場面があった。
アップル、ボーイングなど中国売上比率の高い銘柄が足を引っ張った。
アップルのNYダウへの下落寄与度は約ドル40ドル。
NASDAQは続落。
アマゾン、ネットフリックス、アルファベットが下落。
10年国債利回りは一時3%台に乗せたが最終的には2.989%。
ドル円は111円台後半での推移。
 
メジャーSQの週末はいきなり23000円のせからスタート。
後場に上海が持ち直すと、大引けにかけて上昇幅を拡大。
日経平均は終値ベースで5月21日以来の23000円回復。
SQ値23057円も幻にならなかった。
週足は前週の陰線高値を上回る長い陽線。
「日経平均は5月高値を起点に8月高値を通る上値抵抗線を上方にブレーク。
5日移動平均線(22711)の上昇が続く可能性が高い。
TOPIXは一目均衡表の雲下限まで上昇。
翌週に発生する年金資金などのTOPIXをベンチマークとする大口資金の配当再投資に期待。
先回り買いや売り控えが生じるだろう」という見方もある。
新高値銘柄数52(前日55)、新安値銘柄数27(前日110)。
NT倍率は13.36倍。
騰落レシオは96.31%まで上昇した。
25日線(22528円)からは2.5%、200日線(22419円)からは3.0%のプラスかい離。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲11.421%。
買い方▲10.732%。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲10.12%。
買い方▲17.45%。
空売り比率は39.4%で2日連続の40%割れ。
空売り規制なし銘柄の空売り比率は10.4%。
滅多に生じない8%の相場転換点を超えてきたのは注目ポイントだ。
(規制アリ銘柄の比率は前日の33.7%から29.0%に低下)。
日経平均のPERは13.28倍でEPSは1739円。
シカゴ225先物終値は大証日中比45円高の23015円。
高値は23200円だった。(先週末は23050円)。
逆ザヤ分160円と想定すれば現物は23175円レベルとなる。
ボリンジャーのプラス2σが23103円で金曜の高値水準。
プラス3σは23391円だ。
9月18日は株高の特異日。
気学では「人気に逆行して動く気迷いの日」。
水曜は「下押しを見せると小底を作り上放れると反落する」。
木曜は「初め高いと後安し。吹き値売り方損」だ。
勝手雲は25日に黒くねじれている。
 
 

(兜町カタリスト櫻井)