神経質な展開か
神経質な展開か |
押し目では買いが入り、終値(2万2514円)では2万2500円を上回った。2万2500円より上を積極的に買い上がるにはプラスアルファの材料が必要と思われる一方、直近で急伸が見られたことから、一気に悲観に傾くこともなかった。
明日6日の日経平均株価は、神経質な展開か。
国内では20年4-6月期決算が相次ぐなか、企業業績の厳しさを指摘する向きは少なくなく、選別物色が続くとみられる。
一方、現地5日の米国では、7月ADP雇用統計、7月ISM(米サプライマネジメント協会)非製造業景況指数などの重要経済指標の発表が予定されている。また、追加経済対策をめぐる米議会の与野党協議の行方も気になり、当日の米国株式とともに、その後の時間外取引での米株価指数先物の動向を注視する必要があるだろう。
国内では明日トヨタや任天堂の決算が発表予定だが、業績が為替の影響を受けやすい部類に入るだけに、足元のドル円が円高・円安どちらに傾くかによって、決算に対する株価の反応も大きく変わってくるだろう。
■上値・下値テクニカル・ポイント(5日現在)
23750.91 ボリンジャー:+2σ(13週)
23344.24 ボリンジャー:+3σ(25日)
23065.38 ボリンジャー:+2σ(25日)
22903.68 ボリンジャー:+1σ(13週)
22847.06 ボリンジャー:+1σ(26週)
22795.40 均衡表雲上限(週足)
22786.51 ボリンジャー:+1σ(25日)
22514.85 ★日経平均株価5日終値
22507.64 25日移動平均線
22357.84 均衡表転換線(週足)
22337.78 均衡表基準線(日足)
22288.37 6日移動平均線
22282.66 均衡表転換線(日足)
22228.77 ボリンジャー:-1σ(25日)
22113.36 均衡表雲下限(週足)
22108.35 均衡表雲上限(日足)
22056.44 13週移動平均線
21969.86 200日移動平均線
21949.90 ボリンジャー:-2σ(25日)
21671.04 ボリンジャー:-3σ(25日)
21602.12 75日移動平均線
21530.95 新値三本足陰転値
ザラ場高値と安値がともに前日水準を下回ったほか、一目均衡表の転換線が下降し、下落圧力を残すチャート形状だった。しかし、ローソク足は下ヒゲを伴う3本連続の陽線で終了。終値は25日線上をキープし、5日線も上向きに転換して上昇圧力の回復も窺わせた。パラボリックの陽転値が本日終値の110.90円上の22625.75円まで低下しており、買いサイン点灯開始が接近している点に留意したい。