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軒並み、円安。米予算決議が可決で、リスクオンか。
【為替】軒並み、円安。米予算決議が可決で、リスクオンか。
[概況]

20日欧州時間の東京外国為替市場は、軒並み円安が進む値動きとなっている。米ドル円はじりじりと上昇し一時113.485円まで、他方、クロス円通貨ペアでは英ポンド円が一位149.32円まで、それぞれ本営業日の高値を更新する展開となっている。

この値動きについて一部の市場関係者からは、米上院にて2018会計年度予算の大枠となる予算決議案が可決され、米税制改革の実現期待から投資家のリスク許容度が改善しているようだ。このことに加えて、ユンケル欧州委員会委員長は、英国が合意せずにEUを離脱するとは考えていないと発言したほか、メイ英首相は前回よりも著しく前進していると前向きな見方を示していた。

これらのことが、英ポンド買いを誘ったほか日本円を売る材料になったようだとの声が聞かれている。

この後の時間については、23:00に9月米中古住宅販売件数(予想:530万件 前回:535万件)などの発表が予定されているものの、住宅指標はハリケーンの影響といった特殊要因が絡むだけに、その結果に市場は素直に反応しにくい面もありそうだ。

コレに加えて、週末には衆院選を控えており週明けを見越して、積極的な取引には繋がりにくそうか。

[提供:カネツFX証券株式会社]