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続伸、米株高と円安追い風
【市況】東京株式(寄り付き)=続伸、米株高と円安追い風
【寄り付き概況】

 
1日の日経平均株価は続伸して始まった。始値は前日比50円16銭高の2万2338円30銭だった。名実ともに7月相場入りとなった東京株式市場だが、前日の米株高や外国為替市場でのドル高・円安などを追い風材料にリスク選好の地合いにある。
 
経済の回復期待から、前日のNYダウ工業株30種平均が上昇した流れを受け、買いが先行した。円相場がおよそ3週ぶりの安値圏となっており輸出関連株などの支えとなっている。電気機器や海運業が高い。
 
日銀が発表した6月の全国企業短期経済観測調査(短観)では、大企業製造業の業況判断指数(DI)はマイナス34と、11年ぶり低さとなった。国内の景況感悪化が意識され、上値は重い。
 
個別では、東エレク、アドバンテス、キーエンス、キヤノンが買われ、ソフトバンクG、ソニーも上伸している。また、三菱UFJ、三井住友、みずほFGのメガバンク株や大和証G、野村、第一生命も堅調に推移している。このほか、任天堂、ファーストリテも値を上げている。
 
半面、トヨタ、ホンダ、日産自や日本製鉄、JFE、コマツ、日立建機が値を下げ、塩野義、リクルートHD、キッコーマンも下落している。また、三井不、菱地所、住友不、サンデンは売り気配を切り下げ、エニグモ、三陽商、トウキョウベスも軟調に推移している。
 
テクニカル的にはBRHD(1726)、鹿島(1812)、五洋(1893)、昭和産(2004)、プリマ(2281)、ピックルス(2925)、ティーライフ(3172)、堺化学(4078)、石原ケミ(4462)、キッセイ(4547)、フジミイン(5384)、日精線(5659)、東京機(6335)、富士電機(6504)、オーケストラ(6533)、アイコム(6820)、電子材料(6855)、原田工業(6904)、ウシオ(6925)、大真空(6962)、トランザ(7818)、島忠(8184)、ライフ(8194)、中京銀(8580)、日通信(9424)が動兆。
 
人気は広栄化学(4367)、DCM(3050)、あらた(2733)、ケーヨー(3168)、GMOAP(4784)、TED(2760)、ニーズウェル(3992)、コックス(9876)、ジェネパ(3195)、フマキラー(4998)、CKD(6407)、すらら(3998)。