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【今週の展望】米長期金利の動向や、週末発表の2月米雇用統計の結果が注目か。
【為替】【今週の展望】米長期金利の動向や、週末発表の2月米雇用統計の結果が注目か。
[概況]

今週の外国為替市場において、米ドル円は引き続き米長期金利の動向を手掛かりに上下する展開となりそうか。先週行われたパウエル米FRB議長の議会証言では、米国の経済回復について慎重な姿勢を示し、物価目標の達成には3年以上の期間を要する可能性があることなどを述べていた。
緩和的な米金融政策がしばらく続く可能性などが示唆された一方、足元で米長期金利の上昇などを手掛かりに米ドル円は106円台後半付近まで強含んだ。また、1月米個人所得 (予想:前月比9.5% 結果:前月比10.0%)が予想を上回ったことや、2月27日に米下院において、1.9兆ドル規模の米追加経済対策における法案が可決したことなどで、米景気回復やインフレ加速などの期待が高まる可能性も考えられる。
 
今週の主な経済指標の発表予定としては、1日に2月ISM製造業景気指数(予想:58.6 前回:58.7)や3日、2月米ADP民間部門雇用者数(予想:12.5万件 前回:17.4万件)、2月ISM非製造業総合指数(予想:558.7 前回:58.7)、4日に米新規失業保険申請件数(予想:77.5万件 前回:73.0万件)、5日は2月米雇用統計などが予定されている。


[提供:AIゴールド証券株式会社]