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続伸スタート、貿易戦争懸念の後退と円安が追い風
【市況】東京株式(寄り付き)=続伸スタート、貿易戦争懸念の後退と円安が追い風
【寄り付き概況】

13日の東京株式市場は買い優勢でスタート、寄り付きの日経平均株価は、前営業日比209円66銭高の2万2397円62銭で始まった。
東証株価指数(TOPIX)は、11.33ポイント高の1721.01で始まった。
 
米中貿易摩擦が貿易戦争に発展することへの懸念がくすぶるが、米国の対中制裁関税の2000億ドル相当分の上乗せに対し、中国側は対抗措置などを出しておらずこれが投資家の不安心理を後退させている。
前日のNYダウなど主要指数が大幅反発、ナスダック総合指数が史上最高値を更新するなど好地合いのなか、為替市場で対ドルが円安に振れていることなども材料視されたようだ。
 
海外投資家のリスクを取る動きは健在で、相対的に出遅れる東京市場にも投資マネーが流入している。
外国為替市場で1ドル=112円台の後半まで円安に振れており、これも全体相場に味方している。きょうはオプションSQ算出に絡み全体売買高は膨らむ。
取引時間中は遅れて始まる上海株市場などアジア株の動向が注目される。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、26業種が高く、値上がり上位に非鉄、倉庫、電気機器、機械、鉄鋼、金属製品、精密機器など。
 
個別では、ファナック、ソニー、東エレクが買われ、トヨタ、ホンダはしっかり。安川電は続伸。新日鉄住、住友鉱、東海カは上伸している。三井住友、野村が堅調。ソフトバンクGが高く、KDDI、武田が値を上げ、ファーストリテは急伸している。
 
半面、ニトリHDが売られ、中部電が値を下げ、マルハニチロは反落。コンコルディアは大幅安。JXTG、ブリヂストン、日産自、SUBARUはさえない。

225先物は、クレディ・GS・バークレイズ・シティ・みずほが買い越し。
日興・SBI・JP・アムロ・大和が売り越し。
TOPIX先物はパリバ・ソジェン・日興・モルスタ・クレディが買い越し。
バークレイズ・GS・JP・野村が売り越し。
 
外資系等は、じげん(3679)、デサント(8114)、サカイ(9039)、日機装(6376)、NSSOL(2327)、スクエニ(9684)、ベルシステム(6183)、ハニーズ(2792)、アイスタイル(3660)、EG(6050)、インソース(6200)、アイシン(7259)に注目。
 
テクニカル的には、サカタのタネ(1377)、カカクコム(2371)、ネオス(3627)、ブレインP(3655)、オプテックス(6914)、三菱自(7211)、コジマ(7513)、ネットワン(7518)、Uアローズ(7606)、松屋(8237)、丸紅リ(9763)が動兆。