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反落、米株安と円高警戒で売り優勢
【市況】東京株式(寄り付き)=反落、米株安と円高警戒で売り優勢
【寄り付き概況】
 
17日の日経平均株価は、前日の終値と比べ168円39銭安の2万3783円42銭で取引を始めた。
16日の米国株安や対ドルでの円強含みが重しとなり、利益確定売りが先行した。昨日大幅続伸して26年2カ月ぶりの高値水準を付けた反動もあった。
 
外国為替市場で1ドル=110円台前半で円高含みの推移となっていることも主力株中心に向かい風となっている。売り一巡後は国内外機関投資家の押し目買いや日銀のETF買いなどへの期待から下げ渋る展開も想定される。
 
なお、午前8時50分に発表された17年11月の機械受注統計では、民間設備投資の先行指標となる船舶・電力を除く民需の受注額が前月比5.7%増と市場予想平均の同1.4%減に反して増加したが、直後の為替市場での反応は鈍かった。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、食料品、建設を除き安い。値下がりで目立つのは石油、鉱業、海運、銀行、非鉄など。
 
個別は、ファナック、ソニー、安川電、コマツは軟調。三菱商が売られ、トヨタ、JXTG、住友鉱は安い。ファーストリテが値を下げ、任天堂、ソフトバンクGはさえない。三菱UFJが反落し、SBIは大幅安となっている。
 
半面、三菱電、アドバンテスが買われ、村田製、ホンダは強含み。菱地所、東京ガス、鹿島、キリンHD、日化薬、JTはが上昇している。

外資系等は、ニトリ(9843)、山田コンサル(4792)、ミロク(9928)、ブロッコリー(2706)、岩谷(8088)、ベクトル(6058)、東急(9005)、ミライアル(4238)、ロコンド(3558)、ニコン(7731)、TDK(6762)、ローム(6963)、スクエニ(9684)、ヤフー(4689)、リクルート(6098)、イオンディ(9787)に注目。
 
225先物は、JP・野村・アムロ・UBS・HSBC・パリバが買い越し。
ソジェン・クレディ・GS・SBI・メリルが売り越し。
TOPIX先物はUBS・HSBC・三菱・パリバが買い越し。
JP・GS・モルスタ・クレディ・野村・アムロが売り越し。
 
テクニカル的には、JACR(2124)、キャンドゥ(2698)、PI(4290)、CTS(4345)、Dガレ(4819)、資生堂(4911)、ポーラ(4927)、オカモト(5122)、マックス(6454)、THK(6481)、MS−Japan(6539)、EIZO(6737)、豊田合成(7282)、ワタミ(7522)、丸文(7537)、レック(7874)、ニチハ(7943)、サンワテク(8137)、リロ(8876)、アークランド(9842)が動兆。