ドルは利益確定の売りや地政学的リスクに111円割れ
【為替】ドルは利益確定の売りや地政学的リスクに111円割れ
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米国債利回りの上昇にドルは欧州市場朝方に当日高値111.200円まで上昇し、独国債利回りも上昇してユーロは131.370円まで上昇、また英中銀委員が「ブレグジットの長期的影響については英中銀の主要な懸念とはならない」と発言した事を捉えて、ポンドは当日高値149.75円まで急騰した。
其の後は利益確定の売りに上げ幅を削り、ドルはNY市場朝方に当日安値110.790円まで値下がりしたが下値では買いが入り、NY株式市場が続伸で始まると111円台を回復した。
其の後は111円を挟んで揉み合いが続いたが、終盤にNYダウが下げ幅を拡げるとドルも売られて110.845円まで下げ、最後は前日比-16銭の110.885円と111円割れで引けた。
ドルはこれまで上昇が続いた事もあって、この日は利益確定の売りやトランプ発言などに売りが優勢となったが、下値は買われており流れはまだ上ではないか。
[提供:カネツFX証券株式会社]