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ダウ12ドル安で続落 決算控え様子見ムード
【市況】ダウ12ドル安で続落 決算控え様子見ムード

9日のNYダウ工業株30種平均は小幅に続落した。前週末比12ドル60セント安の2万2761ドル07セントで終えた。
 
コロンバス・デーの祝日で主要経済指標などの発表も無く、終日閑散取引となった。米景気や税制改革法案成立への期待から買いが先行したものの、11日から本格化する7-9月期決算内容を見極めたいとの思惑から上げ幅を縮小し、小動きとなった。
 
GEは4%安と、1銘柄でダウ平均をほぼ7ドル押し下げた。6日に最高財務責任者(CFO)など経営幹部の大規模な交代を明らかにした。経営の先行き不透明感を意識した売りが膨らんだ。
 
 ダウ平均は上げに転じる場面があった。米景気の先行きに対する楽観的な見方や米政権による税制改革への期待が投資家心理を支えた。今週から発表が本格化する米主要企業の7~9月期決算で業績が改善するとの見方が根強く、底堅く推移した。
 
ナスダック総合株価指数は10営業日ぶりに反落し、前週末比10.449ポイント安の6579.731で終えた。主力株のアルファベット(グーグル)下げたほか、アムジェンなどバイオ関連株の一角が売られ、指数を押し下げた。
 
セクター別では、半導体・半導体製造装置や自動車・自動車部品が上昇する一方でヘルスケア機器・サービスや食品・生活必需品小売が下落した。
 
個別では、電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は普及価格帯の電気自動車「モデル3」の生産に注力する為、電動トラック「テスラ・セミ」の発表延期を発表し下落した。
証券会社が投資判断を引き下げたと伝わったメディア大手のバイアコムも売られた。
 
一方、小売最大手のウォルマート(WMT)は同社アプリに返品・交換サービスの新機能を導入し、上昇。携帯端末のアップル(AAPL)はバンク・オブ・アメリカが税制改革案の恩恵による株価上昇を予想し買われた。
 
NYダウ工業株30種(ドル)
22,761.07−12.60             
S&P500種
2,544.73−4.60
ナスダック
6,579.731−10.449
 
米10年債利回り(%)
2.368
米2年債利回り(%)
1.512
 
NY原油(ドル/バレル)   49.56−0.02
円・ドル112.67 - 112.68   −0.32 

【シカゴ日本株先物概況】

シカゴ日経平均先物は小幅反発した。12月物は前週末比30円高の2万0690円で取引を終え、6日の大阪取引所の終値を20円下回った。
米株式相場が上げた場面で買われたが、取引終了にかけて下げるにつれて伸び悩んだ。東京市場が休場だったうえ、米国もコロンバス・デーの祝日で外国為替と債券の現物市場が休場だった。市場参加者は少なく、方向感は乏しかった。12月物の高値は2万0740円、安値は2万0590円。
 
シカゴ日経225先物12月限 (円建て)
20690 ( -20 )
シカゴ日経225先物12月限 (ドル建て)
20720 ( +10 )
( )は大阪取引所終値比




【欧州株式市場】

■イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100 7507.89(−14.98)
FTSE100種総合株価指数は反落した。前週末終値に比べ14.98ポイント安の7507.89で引けた。構成銘柄の7割近くが下落した。ポンド高を背景に資源株など為替変動の影響を受けやすい多国籍企業に売りが先行した。午前は上昇していた医薬品株などに利益確定の売りが出たこともあり、下げ幅がやや広がった。
 
石油株が全面安となったほか、主力の鉱業株が軒並み下落し、指数を押し下げた。
前週末に上昇して引けた保険株と住宅建設株のほか、医薬品株が利益確定目的などの売りでいずれもほぼ全面安となった。
 
半面、金価格の上昇を受けて関連のランドゴールド・リソーシズとフレスニージョが上げた。日用品のレキットベンキーザーが高かった。高配当に着目した買いが入った。同様にブリティッシュ・アメリカン・タバコも買われた。
 
 
■ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 12976.40(+20.46)
ドイツ株式指数(DAX)は3営業日ぶりに反発した。終値は前週末比20.46ポイント高の12976.40と、過去最高値を更新して引けた。
電力株が大幅上昇し、指数をけん引した。アディダスも高かった。一方、ドイツ銀行と鉄鋼のティッセン・クルップが安かった。
 
 
■フランス・パリ株価指数
CAC40 5365.83(+5.93)
 
 
欧州の主要株式市場も総じて上昇した。スペインのIBEX35は同0.5%高で引けた。カタルーニャ自治州のスペイン独立を巡る懸念がやや和らぎ、日中取引時間に一時約1%上昇する場面があった。