兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。

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軟調な展開か
【オープニングコメント】
軟調な展開か

15日の日経平均株価は、軟調な展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万3400円−2万3700円。
きのう14日の日経平均株価は、底堅い動きをみせ小幅に続伸したが、買い手掛かり材料に乏しいこともあり、上値の重い状況が続きそう。現地14日の米国株式が続落したこともあり、弱含みで推移しそう
NYダウ平均は165ドル安の28514ドルで取引を終えた。ムニューシン財務長官の発言を受けて経済対策の早期成立期待が後退。ウェルズ・ファーゴやバンク・オブ・アメリカなど、決算を発表した金融株が大きく売られたことも警戒材料となった。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、14日の大阪取引所終値比40円安の2万3550円だった。
シカゴ日経平均先物の水準からは2万3500円はサポートになると考えるが、小安く始まった後は強弱感が入り交じり、方向感に欠ける地合いが続くだろう。
 
為替相場は、ドル・円が1ドル=105円台の前半(14日終値は105円43−44銭)、ユーロ・円が1ユーロ=123円台の半ば(同123円79−83銭)と、円高方向に振れていることも重しとなりそう。
ただ、下値では日銀によるETF(上場投資信託)買い期待から、下げ渋る場面も予想される。
 
 
【好材料銘柄】
 
■S Foods<2292>
上期経常が24%増益で着地・6-8月期も84%増益。
 
■GA technologies<3491>
10月31日現在の株主を対象に1→3の株式分割を実施。最低投資金額は現在の3分の1に低下する。
 
■農業総合研究所<3541>
JR東日本<9020>と資本業務提携。駅施設を活用した集荷場の整備、小売店舗での農産品販売などで協業する。前期経常は2.3倍増益で着地、今期業績は非開示。
 
■ラクス<3923>
今期経常を10%上方修正・最高益予想を上乗せ。9月全社売上高は前年同月比30.3%増と増収基調が続いた。
 
■ティアンドエス<4055>
12-8月期(3Q累計)経常は2.1億円で着地、未定だった今期配当は13円に修正。
 
■レアジョブ<6096>
今期経常を33%上方修正・最高益予想を上乗せ。
 
■ジャパンエレベーターサービスホールディングス<6544>
12月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。また、長野エレベーターと関西エレベーターの全株式をそれぞれ取得し子会社化する。
 
■Macbee Planet<7095>
ヘッドウォータース<4011>と業務提携。マーケティングAIプロダクトの共同開発を目指す。
 
■テーオーホールディングス<9812>
6-8月期(1Q)経常は黒字浮上で着地。
 
■文教堂グループホールディングス<9978>
前期経常を3倍上方修正。
 
■アエリア<3758>
子会社サイバードが合成音声を活用して声優の声を再現したライフスタイルサポートアプリ「M-Noah(エムノア)」を配信開始。
 
■ビープラッツ<4381>
PCIソリューションズに対し、サブスクリプション統合プラットフォーム「BplatsPlatformEdition」のOEM提供を開始。
 
■ポエック<9264>
今期経常は14%増で2期連続最高益更新へ。
 
■FRONTEO<2158>
児童虐待の早期発見に向けた練馬区との共同実証実験で、AIが重篤化する可能性のあるケースの発見に貢献できることを確認。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
 
15(木)
【国内】
《決算発表》
ファーストリテイ、出前館、ベイカレント、松竹、マネフォワ−ド、ウエストHD、不二越、TKP、北の達人、ドトル日レス、パソナG、テラスカイ、日本国土、日置電、サーバーワクス、ベクトル、RPA、松屋、MrMaxHD、ロゼッタ、ユーピーアール、ビザスク、三栄建築、セラク、バリュエンスH、ヨシムラフード、バロック、Gunosy、明光ネット、トウキョベース、グッドパチ、串カツ田中、佐鳥電機、Bエンジニア、DDHD、ウォンテッドリ、SERIOHD、エコモット、エディア、U&C
 
【海外】
中国9月生産者物価指数(10:30)
中国9月消費者物価指数(10:30)
英EU間の自由貿易協定(FTA)交渉の期限(予定)
EU首脳会合(〜16日)
米10月ニューヨーク連銀景気指数(21:30)
米10月フィラデルフィア連銀景気指数数(21:30)
《米決算発表》
モルガン・スタンレー、インテューイティブ・サージカル
 


※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。